屋久島で出会ったお二人と、屋久島で出会う喜び。
アトリエまでは車で5分ほど、ご近所さまにお越しいただいて結婚指輪の相談会でした。
素敵な巡り合わせにありがとう。
たくさんのサンプルリングを前にして、これは選べるのかなーとお二人は少々心配になっていたけれど、
実際に手にしてみると、流れるようにデザインが積み重なっていった。
まるで最初から決まっていたみたいに、お二人のデザインが生まれてくる。
そんな瞬間に立ち会えるのは何よりも幸せなことだと思う。
それにしても、終始ソフトタッチで優しかったお二人のムードが印象的だったなあ。
「普段は装飾品をつけてこなかったので、、大丈夫かな?」と彼がつぶやく。
「いや、指輪がないと寂しくなりますよ。」もうすでに似合っているけれども、と思いながらわたしが答える「きっとすぐに。」
彼女は隣で熱いハト麦茶をゆっくりと飲んでいる。
たぶん、50分ほどだっただろうか。
夢中になるといつも時間は濃密なものに感じられる。
お二人はすっきりと細身、柔らかなカーブを描いたリングを選んでくれた。
一つだけのデザインが生まれたと思う。
素材は違っているけれど、全体を包み込む柔らかなリズムがお揃い。
生まれも育ちも違っているはずなのに、同じリズムの中にいるお二人にとてもよく似ているのでは。
彼と彼女はアウトドアが大好きで、毎週のように焚き火をしたりキャンプもよくすると言っていた。
これからの色々が積み重なって趣深いリングになると嬉しい。
屋久島での暮らしに寄り添うように、しっかりと丈夫にお作りしたい。
ハイビスカス大好き、お二人とは温暖な屋久島サウスの情景を分かち合っている。
相談会が終わって、アトリエを出て、3人で一緒に夕暮れ時の空を眺めた。青空の中に小さく白い月が輝いている。
あ、今日はなんだか月が綺麗ですね!となにげない会話も屋久島流である。
本当にたくさんの時間が同時に存在する中で、いまここにある巡り合わせだ。
喜びに満ちてキラキラと輝いている。
うん、きっとよくなるだろう。
最初の第一歩を踏み出したオーダーメイドの道のりを、お二人と一緒に歩んでいきたい。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547