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島からの贈り物 #屋久島でつくる結婚指輪

夜明けの空がオレンジ色に染まるようになりました。
山から吹き下ろす風が、この時間帯はひんやりと冷たい。
まだ暗いうちは力強い色彩のグラデーションを見せていた空が、やがて日が昇るとふわりとやわらかくなっていく。

島からの贈り物のような時間を体いっぱいで受け取って、一日を始めました。

屋久島は丸く小さな島なので、東の海から昇る朝日も、西の海に沈む夕日も眺めることができるのが、ちょっと得した気分です。

おふたりが島を訪れる頃にはどんな空が広がっているだろう。
少し先の未来に心を弾ませながら、結婚指輪を作っています。

 

アトリエでは2本のプラチナリングの削り出し作業を無事に終え、次の工程へと進んだところです。
ここで改めてリングを酸素トーチの炎に包み、焼き鈍していきます。
こうしておくと、次の加工がとてもスムーズになるのです。

オレンジ色に染まるプラチナがとても綺麗で思わず見入ってしまうのは、いつものことかもしれません。
1000度を超える高温にも耐えられる、その頼もしさもまた、プラチナの魅力の一つなのだと思います。

「リングにはごく緩いカーブをつけて仕上げましょう。」
おふたりと相談を重ねて生まれたイメージが、いま手の中で形になっていきます。

鉄の枠にリングを添わせ、木槌で叩いていきます。
コンコンコンと、昔ながらの音がアトリエに響きます。
少しずつリングがやわらかな曲線を帯びてきました。

ブラインド越しに11月の爽やかな光が差し込み、部屋全体を白く明るくしています。

いよいよ作業も折り返し地点に差し掛かりました。
なんだか少しだけ名残惜しい気持ちも感じながら、、指輪作りの日々は和やかに過ぎていくのでありました。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

制作編

小さくてあたたかな息吹 #屋久島でつくる結婚指輪

月と雫。屋久島からお届けする、秋のゴールドジュエリー #屋久島でつくる結婚指輪

月と雫。
屋久島の日々を静かに流れるふたつの時間をモチーフに、秋のゴールドジュエリーをお仕立ていたしました。

ひとつ目は、しずくのネックレス。

しずくのしずくネックレス 18k yellow gold, diamond

ゴールドの雫とダイヤモンドの雫。
素材の風合いが際立つ、シンプルな組み合わせです。

ちょうど指先に乗るくらいでしょうか。
ペンダントトップは約7mm。小さくて、とっても繊細なのです。

ダイヤモンドがきらり、きらり。
身に纏うとほんとうに雨の雫が胸元に輝いているみたい。

ゴールドとダイヤモンドは変色しにくい素材なので、
暮らしの中で気軽に身につけられるのも嬉しいところです。

何気ない日々に。もちろん特別な日にも。
たくさん身につけていただけるジュエリーだと思います。

 

庭先の植物たちが大切そうに雫を抱いている。
雨上がりの時間に心が静かに満たされます。

 

こちらもk18イエローゴールドとダイヤモンドの組み合わせ。
三日月をかたどった、小さな直付けタイプのピアスです。

三日月がダイヤモンドの輝きを抱いているように見えるので、月のあかりピアスと名前をつけました。

 

月のあかりピアス 18k yellow gold, diamond

3.6mmの月に、2mmのダイヤモンドを添えました。

 

小さいものって、なんて愛おしいのでしょう。

ワンポイントの上品なスタイルにすっかり心を奪われてしまい、わたしも一つ自分用に作りました。

 

やわらかなあかり。移りゆくシルエット。
なぜでしょう。気が付けば、空に月を探しているような気がします。

いつもそばに、大切な月が寄り添っていてくれると素敵だなと思います。

 

海の月ネックレス 18k yellow gold, 夜光貝

屋久島の夜光貝とイエローゴールドを組み合わせた、小さな月のネックレス。

月の満ち欠け。波のリズム。
屋久島の海からいただいた夜光貝を、一つひとつ削り出して作っています。

夜光貝が持つそれぞれの美しさを、ぜひお楽しみいただければと思います。

 

大切なひとへ祝福を贈るように。
かけがえのない想いをジュエリーに。
月を纏う喜びを皆さまと分かち合えれば幸いです。

 

素材やデザインをお好みに合わせて、
世界に一つだけのジュエリーを育んでいく時間もまた、
オーダーメイドの喜びかと思います。

サイズゲージの貸し出しも承っております。
ご予算についてのご相談や、その他のリクエストがございましたら、こちらよりお気軽にご連絡ください。

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

長くお使いいただき、磨き直して、また長く身につけていただく。
そのようなリズムの中で、ジュエリーは少しずつ味わいを深めていきます。

時間の経過そのものが一つの装飾となり、ジュエリーを世界に一つだけのものへと育てていくのかもしれません。

お選びいただいたジュエリーが、日々の中で味わいを増してゆく。
そのひとときにメンテナンスを通して関わらせていただけることは、わたしにとっても大きな楽しみです。

心を込めてお手入れをいたしますので、何かございましたらぜひお気軽にお声がけください。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

海の向こうの皆さまに、オンラインでオーダーメイドのご相談を承っております。

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がるまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

小さくてあたたかな息吹 #屋久島でつくる結婚指輪

丸く繋がったふたつのリングを重ね合わせると、こんなにも大きさが違って、なんだかほっこりした。

こうして形になったプラチナには、すでに揺るぎない安定感がある。
数十年、あるいはもっと。暮らしに寄り添っていくことになるだろう。

金属の果てしない時間に思いを馳せながら、おふたりの結婚指輪を作っている。

 

 

一二月には、おふたりが指輪を受け取りにアトリエまで来てくれることになっています。

おふたりとともに時を重ねていく結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

 

まだ暑いくらいなのに、もう十一月なのか。
南の島に暮らしていると夏が長い分、時間の流れが少し不思議に感じられる。
今年もあと二ヶ月。心待ちにしていた季節がやってくる。

アトリエの前にあるサキシマフヨウの木は、ご近所さんの散歩の楽しみのひとつにもなっている。

ほんの少しずつ、雨が降るたびに光が和らいでゆく。朝の始まりも遅くなってくる。そんな何気ない時間に身を寄せながらジュエリーをつくるのが好きだ。

おふたりの結婚指輪もまた、屋久島で感じる時の巡りが大切なエッセンスになっている。
移ろいゆく季節の色彩。水の巡り。打ち寄せる波のリズム。

さて、今日のアトリエです。

リングの円形を丁寧に整えたのち、鉄工ヤスリを片手に表面の削り出し作業に取り掛かった。
作業机には粗さの異なるヤスリを3種類用意した。
プラチナに直接マジックで波模様を描き、そのラインに沿って削り出していく。
まずは最も粗いヤスリでガリガリと、大まかな形をとっていく。
均等な力で、少しずつ角度を変えながら、リングを一周。
途中、より細かなヤスリに持ち替えて、さらに数周。
丸くやわらかなフォルムの中にシャープな波のラインが浮かび上がるまで、同じタッチを何度もくり返した。

どれだけ時間が経ったのだろう。夢中になっていた。
あれほど重く冷たい印象だったプラチナリングが、軽やかな表情をまとっている。

指先でくるくると回しながらその佇まいを眺めていると、リングに宿り始めた小さくてあたたかな息吹が伝わってきた。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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おふたりとともに時を重ねていく結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

おふたりの結婚指輪を作り始めたのは、澄み渡る秋の静かな朝のことだった。

南国にもいよいよ冷たい空気が漂い始めている。
アトリエの窓を開け放つと、流れ込む風が心地よい。

作業をはじめる前に熱いカフェオレを作り、長袖のシャツを羽織り庭先に足を運び、明るい空に浮かぶ月を眺めた。

 

作業机の前に座ると、心がすっと平らになっていく。

おふたりとは何通ものメールを交わしながら、デザインを作り上げてきた。ビデオ通話でお打ち合わせをしたり、サンプルリングをお作りしたりもした。
これまで一緒に育んできたイメージが、いよいよこれから形になっていく。

いつもあたたかくお付き合いいただき、ありがとう。

 

おふたりのために配合したプラチナは、驚くほどに硬い。棒状の地金を鉄の芯金に当て、木槌でコンコンと叩きながら、少しずつリングの形へと整えていった。おふたりとともに時を重ねていく結婚指輪なのだ。

くるりと巻いたところで、目指すサイズに合わせ両端を糸鋸で切り落としていく。
しっかりと力を込めながら、手を道具の一つのように動かし続ける。
ガリガリと糸鋸を上下させるたびに、細かな破片が作業台に散っていく。

デスクライトに照らされてきらきらと瞬く、小さなプラチナの輝きがとても綺麗だなと思った。

 

昼過ぎに作業をひと休みし、海の見える丘まで車を走らせた。細やかな作業が続くので、こうして遠くを眺められるのはとても助かる。
水面に光の絨毯が広がり始めるのは、島に新しい季節が訪れる合図でもある。

12月にはおふたりがアトリエまで指輪を受け取りに来てくれることになっている。
眩しい太陽に包まれる、南国の冬だ。

これからコスモスが咲き、山茶花やツワブキも咲き始めることだろう。
島があたたかな色彩に包まれる大好きな季節を味わいながら、指輪作りをじっくりと進めていきたいと思う。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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K18イエローゴールド、ナノハナの指輪に寄せて #屋久島でつくる結婚指輪

イエローゴールドの輝きはとても心地よい。ジュエリーとして身に纏うと一日が始まったばかりのような新鮮な気持ちに包まれる。朝のやわらかく透き通る光に似ているのだ。

ジュエリーの素材となるゴールドやダイヤモンドもまた、この広い大地で果てしなく長い時間をかけて育まれてきたものだ。
わたしたちは、はるか昔から自然に触れ、憧れながら何かを作り出してきたのだと思う。
植物を暮らしの中に迎え、大切にしてきたのも、自分自身が自然の一部であることを確かめるためなのかもしれない。

ジュエリーを身につけることは、それに似ているように思う。小さなリングを通して、自然が奏でる大きなリズムと繋がっていたい。

造形作業がひと段落したリングを庭先で眺めていて、時のかけがえなさを実感した。大地から生まれたゴールドがいくつもの偶然を経て、今この瞬間、小さなリングとなってここにある。ナノハナをかたどる黄金色の光と影が静かに浮かび上がり、まさに一輪の花が咲いているようなのだ。

 

素材には全てK18イエローゴールドを用い、繊細に、そして丈夫に仕立てた。希望そのもののような光と色彩を纏う姿に、春風に揺らめく菜の花畑を思い出す。

 

これからリングを丁寧に磨き上げ、ダイヤモンドをセットしていよいよ完成となる。これまでになかった素材とデザインの出会いは、おふたりの大切な想いから生まれたものである。ナノハナの指輪は、これまでもさまざまな表情で作ってきたけれど、こんなにも素敵なスタイルがあるとは知らなかった。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

調和の中にある美しさ #屋久島でつくる結婚指輪