
会いたかったお二人と。
春先から心待ちにしてきた結婚指輪の相談会。
ともに育んできた想いが叶った日でした。
もうすぐ10月だというのに、アトリエは真夏に戻ったような眩しい陽気に包まれていました。

おふたりは前日に森歩きをされたとのことで、その澄んだ余韻をまとったままデザインを選べたのも、特別な体験だったように思います。
サンプルリングを囲みながら、素材のお話をしたり、サイズを測ったり、おふたりの出会いについて伺ったりもして。
静かで和やかなひと時が過ぎていきました。
実は、彼女は二年ほど前からずっとインスタグラムを見てくれていたとのこと。
これまでに作った指輪やモチーフになっている花々のこともよく知ってくれていて、とても嬉しかったです。
これまでずっと、本当にありがとう。
そんなおふたりが選んでくれたのは、屋久島での思い出と、おふたりの出会いが結びつくようなデザインでした。
プラチナの瑞々しい手触りと、ブルーダイヤモンドとエメラルド、そして繋がる彫刻模様。
シンプルさの中におふたりだけの物語が広がるようなデザインです。
形のある指輪作りではあるけれど、その向こう側にあるものを大切に思う気持ちで、わたしたちは繋がっているのかもしれません。

相談会が無事に終わり、庭先で記念撮影をすることに。
「結婚指輪作りがなかったら、屋久島に来ることはなかったように思います」
彼女がふと口にしてくれたその言葉が、今も心に残っています。
一つ一つの小さな出会いが重なり合い、この島で彼と彼女、そしてわたしが同じ時間を過ごしているのだと思うと、今この瞬間がとても愛おしく感じられました。
コスモスに芙蓉、ツワブキ、山茶花。
豊かな色彩に包まれながら歩む制作の日々を、わたしも楽しみにしています。
指輪が完成する頃には、島には冬の気配が漂っているかもしれません。
ずっと前に植えた小さな苗が少しずつ時間をかけて育ち、いよいよ花を咲かせようとしています。
おふたりとの結婚指輪作りを、皆さまどうぞあたたかく見守っていてください。

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547