こちらは土曜日の思い出。
屋久島の山々を歩いて、しずくギャラリーに来てくたお二人とわたし。
さいしょ、お二人はふらりとギャラリーに立ち寄ったのだと思ってた。
でも実は、彼女はずっとインスタグラムを見てくれていて、
気になっていた結婚指輪や、島の植物をかたどったジュエリーを実際に手にとってくれた。
シダのリングが彼女のお気に入りだった。
素敵だった出会いにありがとう!
お二人と指輪のお話を始めると、
彼も彼女もわたくしと同じ大阪の生まれ育ちなことが、すぐに話し方でわかって、少し嬉しくなった。
鹿児島の天文館ほどの大きさのあの街で、路面電車をメインとしています、と彼は話してくれました。
大阪ではご近所だったけど、会うチャンスがない方ともこうして出会ってジュエリーのお話をできるのだから、屋久島ってホント、不思議な場所だなと思う。
この日のインスピレーション。
シンプルなラウンドシェイプ があって、
色違いのゴールドがお気に入りで、
そしてシダの模様を共通のモチーフとした。
ほんの数時間ほどだったけど、
お二人と屋久島で過ごした、ぎゅっと詰まった時間だった。
この時間そのものが指輪になればいいと思ってる。
*
そして日曜日の朝。
朝一番で海に向かう途中、
島の東側にコスモス畑を見つけました。
今週も素敵な秋となりますように。
爽やかな思いに満たされた1日の始まり。
海あがりの散歩道では、初めて訪れた河口で神聖な時間を得た。
波のリズム、海のリズム。
そして、今日のジュエリー作りです。
昨日出来上がったプラチナリンングの土台は
こうして作業台に並べられて、
いよいよ本格的な造形を始めることになり、
表面にガイドラインを入れて、
鉄の枠にあてて木槌で叩き、
指輪に柔らかなカーブを与えた。
プラチナリング、波のリズム。
海に入ってから、お二人のリングを作ることができて。
心が平らになっていく。
楽しいジュエリー作りはまだまだ続きます。
制作編