今日はざあざあ雨降りの屋久島サウスでした。
3月になって、雨が多くなってきて、
こうなると島の緑もぐぐっと色濃くなってくる。
屋久島が屋久島らしい季節だ。
そんな日はアトリエにこもって作業をするのがお気に入り。
雨音に包まれながら作業机に向かっていると、
自然とまた、雨にまつわるジュエリーを作りたくなるのです。
雨のしずく ネックレス 18k yellow gold, diamond, shell
ゴールドのしずく 、重なる夜光貝のしずく 。
そしてダイヤモンドのしずく 、ふた粒。
屋久島の雨音が小さなネックレスになりました。
ゴールドのプレートにダイヤモンドをセットして、
磨いておいた夜光貝と組み合わせて、最後にチェーンをつなげる。
ネックレスが出来上がった朝に雨が降り始めた。
夜光貝の素敵なところは、
それぞれの色彩が全て違っているところだと思う。
屋久島の南部と北部で、取れた場所によって色彩が異なるし、
同じ貝殻でも切り取る場所によって輝きが違ったりします。
なので、一つ一つがオリジナル。
夜光貝の輝きや色彩は世界にたった一つしかないと思うと、
手にしたネックレスがとても愛おしく思えてきた。
そういえば、常に流れ続ける水が唯一形を作るのが、しずく になる時なのですね。
雨の止み間に、
春の始まりに、
この貝殻を使って、
出来上がったジュエリーにもまた今この瞬間を感じるのは、しずく効果もあるのだろう。
繊細。けれど、キュッと力強いペンダント。
ささやかな喜びに包まれます。
月と丸としずく。夜光貝で4つのジュエリーを作ってます。