今日、海の向こうに届いたしずくのネックレス。
「ありがとうございます!平成最後の佳きチョイスとなりました!」
と嬉しいメールをいただいて
「明日からは、始まりのひとしずくでもありますね」
とメッセージを返信した、屋久島サウスの昼下がり。
しずくのしずくネックレス 18k yellow gold, diamond
一粒のダイヤモンド。
最初の一雫。
はじめの第一歩。
一つ大切にしたいこと。
one heart
one love
一所懸命。
一っ飛び。
一つ。という言葉に力強さを感じるのはなぜだろう。
ジュエリーなので、もちろん、つけて美しく。
でもそれだけじゃなくて、
自分自身が何かを感じていることのできるものを作りたかった。
毎日ずっとつけていても大丈夫なように、
そこは大切にしたところで、
できるだけコンパクトなペンダントトップのサイズ感を選びました。
その中にできるだけ大きなダイヤモンド。
その二つを組み合わせると、
つけたときにダイヤモンドが浮き上がって見えるんです。
キラリ
まるで本当のしずくが輝いているように。
言葉になったり、時には言葉にならなかったり、
でも胸にグッと来ることってあると思う。
ジュエリーで何かを感じることができれば嬉しい。
そんな思いを抱きながら作った、小さなしずくのネックレスです。
昨日、今日と屋久島サウスで激しく降り続いた雨。
明日もまた雨が降るという。
雨にも呼吸が合って、大きく吸い込んで、ピタリ、と止む瞬間があって、
そのタイミングを狙って走って行った海。
アトリエでは今日から新しく指輪作りが始まって。
その素材となるプラチナを雨の下でチェックしていました。
金属は鏡のように世界を写し込むのが素敵なところですよね。
角度をかえては変化する輝きに夢中になってたら、
プラチナにポツリ、雨のしずくが宿りました。
窓の向こうにはハイビスカスも咲き始めたし。
雨も多くなってきたし。
これから潮風も、モワッとあたたかになるだろう。
5月になってようやく訪れた、南の島の空気を感じました。