ピンクゴールドを夕暮れ時の光の中で眺めるととっても素敵。
お二人にお届けする結婚指輪も、屋久島の海も、本当に久しぶりに差し込み始めた太陽の光を受けてキラキラと輝いている。
新しい始まりの予感に胸の高鳴りを抑えることができなかった!
相談会を終えてアトリエから一緒にバス停まで歩いたのも、今では懐かしい思い出です。
デザインとは違った暮らしのいろいろをじっくりと話すことができたのも良かった。
あるいは、そのように紡がれる細やかな言葉の数々がお二人の結婚指輪を形作ったのかもしれないな、と思うのです。
お二人との素敵な出会いにありがとう。
紫陽花, 雨, アトリエを囲む木々, ピンクゴールド.
屋久島の鮮やかな色彩に包まれるジュエリー作りにはいつも癒されています。
たしかに、形のある結婚指輪作りではあるけれど、作っている時も、出来上がった小さなリングを手にする時も、そこには何か一つだけの雰囲気のようなものが漂っているように思うのです。
それはお二人の大切な時間だったり、想いだったり。
屋久島の自然の中に感じている“伊吹”のようなものに似ているのかしれません。
空気の中には漂う自然の神秘のようなものがあって、
よく耳を澄ますとそれは聞こえてくる。
そのようなフィーリングをきっとお二人も知っている。
そうした時間を三人で大切に掬い取って、
じっくりと紡ぎ合わせるようにオーダーメイドして、
お二人の結婚指輪が出来上がりました。
リング全体を包み込む柔らかなカーブ。
光沢仕上げのピンクゴールド。
ぴたりとお揃いのお二人のリングです。
確かな質量を持ったリングではあるけれど、まるで夕暮れ時の空気に溶けていきそうに、どこまでも透明だったのがとても印象的でした。
屋久島と響き合っている。
こうして重ね合わせて一つにすると、まるで遥か遠い場所から打ち寄せてきた波のようにも、空からこぼれ落ちてきた光のしずくのようにも見えました。
リングに伸びやかな動きを感じるのは、リングの中央に描いたラインによるものかもしれません。
その曲線は尾根のように境界となってリングを一周巡り、時には低く、時には上昇し、小さなリングに豊かな表情を与えてくれている。
指輪は自分で眺めることができるのも嬉しいところですよね。
光の角度や具合によって見て取ることができる変化が楽しくて、指元でくるくると遊んでしまいそう!
こうして重ね合わせると、なんだかグッときてしまう。
出会うことって本当に素敵です。
ぴたりと同じデザインではありますが、
アウトドアでの活動が大好きな彼のリングはしっかりと丈夫に。彼女のリングは繊細で柔らかく、ずっとつけていられるように。
微妙な寸法を調整してお二人の暮らしに寄り添うようにオーダーメイドいたしました。
お二人にずっと長く寄り添ってくれますように。
いよいよ梅雨も明けた感のある屋久島です。
指輪が出来上がって、晴れ間が広がって、新しいステージの幕が上がったようでもありますね。
お二人がまた屋久島に来るときは、リングとピアスと一緒に島に里帰りしてください。
ご結婚おめでとうございます!
楽しい指輪作りをありがとうございました!
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