この海のずっと向こう、
ずっとずっと向こうにジュエリーが届くのかあ。
郵便局で荷物を送り出したあと、なんとなく遠くが見たくなって
すぐ近くの岬まで歩いて海を眺めた。
ツユクサのネックレス silver, 18k yellow gold, aquamarine
モスクワに暮らす彼女にお届けするツユクサのネックレス。
シルバーにイエローゴールドの装飾を加えて作りました。
お花の中央には天然石をセットして、きらり。
雨の季節に咲くツユクサにはやっぱりアクアマリンがよく似合います。
クローズアップで見ていますが、
小指の先の乗るほどの繊細な大きさなのですよ。
こちら屋久島でも梅雨前になると、あちらこちらで見ることが出来るツユクサの花。
朝一番、ツユクサに出会うと、ワッと心が躍ります。
なんだかいいことありそうな気がするのはなぜだろう。
そんなささやかな感動をキュッと詰め込むことができればいいなと思ったのが、このネックレスをきっかけだったのをよく覚えてる。
さっそく庭に持ち出してみる。
風でゆらゆらと揺れる。軽やかに。
1.5mmとすごく小さなはずなのに、アクアマリンが印象深かったのは、
カッティングされた表面に光が乱反射していたからだろう。
光が当たるとシルバーが白く輝き、影に入ると一転、黒っぽい表情も現れた。
「ツユクサが大好きな姉にプレゼントしたいのです!」
と彼女が言ってくれたので、
ネックレスはケースに入れて、リボンを巻いて届けることに。
そういえばロシアにもツユクサって咲いてるのかな?
そう思って調べてみると、ツユクサは日本から中国へ、そしてロシアへと世界に広く分布していることのこと。
ロシアの「ツユクサの歌」なんてのも検索で出てきて驚いた。
「ツユクサの歌」ではツユクサの青と青い瞳を重ね合わせているようで、
そうか、瞳の色に天然石の色を合わせるのも素敵だなと、新しい発見もありました。
屋久島の水に、アクアマリンに、青い瞳に、ツユクサに。
不思議なつながりを感じたジュエリー作り。
インスタグラムだと、遠くても“好き”で繋がることが出来るのが嬉しかった。
声をかけてくれてありがとう!
楽しいジュエリー作りをありがとう!
オーダーメイドのご相談はこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
制作編