お二人の結婚指輪にはお揃いの稲穂模様を彫刻して。シャンパンゴールドとの出会いも素敵だと思う。黄金色を纏った実りのイメージに幸せな気持ちに包まれる。
2.0mmと細身のリング幅も同じでシャンパンゴールドも同じ。だけど、ほんの少しだけリング表面のラウンド具合を変えて作ったら、なぜかお揃い感がグッと大きく見える。
屋久島から海を越えて、お二人とはいつもメールを送りあったり、サンプルリングをお作りしたりしてデザイン作りを進めてきた。この数ヶ月を一緒に歩んでくれてありがとう!
そういえば、お二人の指輪作りの間は梅雨の真っ只中で、いつも雨音に耳を傾けながら穏やかな心地で作業机に向かっていたなあ。しとしと。
そして、いよいよ夏が近づきつつある屋久島サウス。出来上がった指輪は山の麓まで持っていくことにした。
水田の広がるお気に入りの場所。心の奥の方に響く美しさがここにある。
シャンパンゴールドのきらめきと、風にるられる緑と。
稲穂の木陰で緑と響き合っていたお二人の結婚指輪。太陽の光を受けて稲穂模様がくっきりと浮き上がって見える。アウトラインは丸くて優しい。繊細で、でも確かな重みがある。シャンパンゴールドは植物に近しい柔らかな色や風合いを持っていると思う。
側面にはフラットな面を残しつつ、すっきりとした印象を持たせて仕上げたのも良かった。
お二人との出会いだったり屋久島の季節だったり、幾つものタイミングが重なってここまでやってきたのだと考えると、この小さなリングが奇跡のように思えてくる。
これまでご一緒した結婚指輪作りのいろいろを思い出しながら。さあ、いよいよ海を渡る時がやってきた。
帰り道、咲き始めていたオレンジ色のハイビスカスをお二人に。もう夏がやってきますね。爽やかな気持ちに包まれて、ご結婚おめでとうございます!楽しい指輪作りをありがとうございました!
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