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Finally Meeting in Yakushima #YakushimaWeddingRingsStories

It was so nice to finally meet them both.

Thank you for coming all the way to Yakushima.

I was so happy to hand over the wedding bands we had been creating together over the past few months.

It was such a lovely time, sharing the slow rhythm and gentle spring air of Yakushima.

 

They came from Switzerland.

They told me it was their first time visiting Yakushima Island, but they had already visited Japan seven times before.

Yes, they are true Japan lovers, and they also speak Japanese very well.

 

I am so grateful for the beautiful bond we shared across the ocean while creating their precious wedding bands.

Strangely enough, even though it was our first time meeting, spending time with them felt so natural and familiar.

 

I made the rings in 18k pink gold and platinum, each with a width of 4mm.

On the platinum, I hammered a texture that reflects the shimmer of sunlight.

On the pink gold, I engraved sakura and hibiscus motifs.

Light and flowers come together in these rings, growing toward the future.

 

We had spent a long time discussing and shaping the design together, but when it finally came time to put the rings on, it felt like a special little moment for all of us.

The rings looked so beautiful on them!

I was truly happy that the fit was perfect.

 

We were lucky because, contrary to the forecast, the rain had stopped.

And finally, we were able to take some photos together that we had all been hoping for.

 

White lilies and hibiscus were blooming in the garden.

A sweet scent of fresh greenery drifted through the air.

We were surrounded by the island’s gentle humidity and a feeling of happiness.

 

I hope they have a wonderful time in Yakushima.

And I believe a beautiful future is waiting for them.

 

With more Arigato in my heart than I can hold.

 

 

The Rings

A Story of Combination Rings Woven with Flowers and Sunlight #YakushimaWeddingRingsStories

 

Work In Progress

Water and sunlight. Time woven together. Flowers. #YakushimaWeddingRingsStories

おふたりのはじまりの日。屋久島からお届けした、ナノハナの指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

海の向こうから幸せなお便りをいただいて、お届けした指輪のことを思い返していました。

菜の花をかたどった、婚約指輪。

おふたりのはじまりの日に向けて、お仕立ていたしました。

 

彼からプロポーズに向けたご相談をいただいたのは、島に菜の花ゆらめく、春の始まりの頃でした。

散歩道に、車窓の向こうに、やわらかな黄色を灯す花を眺めながら、デザインのことを少しずつ共有していた日々が、今でも心に残っています。

 

とくにサイズの調整については、細やかな確認を重ねてきたので、「サイズはぴったりでした!」とお伝えいただいた時は、本当に嬉しかったです。

 

屋久島から長野へ。リングを送り出す朝に。

 

色とりどりの光に包まれて、まるで屋久島も、おふたりの新しいはじまりを祝福してくれているようでした。

 

大切なご婚約の記念にと、花びらの裏側に小さな刻印を施したのも、とても素敵に仕上がりましたね。

おふたりの想いが溢れるリングになったように思います。

 

気がつけば、季節は巡り、島では雨の季節が始まろうとしています。

熱帯を感じさせる湿度をまといながら、庭先ではハイビスカスが咲き、夏の気配が少しずつ濃くなってきました。

 

このようにして、巡りゆく季節を分かち合える誰かがそばにいると、日々は喜びに包まれるように思います。

 

いつの日か、おふたりで屋久島にもいらしてくださいね。

 

おめでとうございます。

楽しいオーダーメイドの日々を、ありがとうございました。

 

梅雨入り前の晴れ間に包まれたアトリエにて。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

屋久島から海を越えて、おふたりにお届けするサンプルリング #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島から東京へ。

海を越えて、おふたりにお届けするサンプルリング。

 

まるで島が祝福をしてくれているような、あたたかな光に満ちた朝でした。

 

結婚指輪のオーダーメイドでは、アトリエにお越しいただき、直接お会いしながらデザイン作りを進めることもありますし、

遠方にお住まいの皆さまには、オンラインでのご相談・ご依頼にも、喜んでご対応をしております。

 

おふたりとはメールを通して、デザインや素材、価格のことなどを共有しながら、

指輪の輪郭を形作ってきました。

今回はいただいたリクエストをもとに、リング幅やデザインにバリエーションを持たせたサンプルリングをご用意しました。

素材サンプルやサイズゲージも添えて、お届けいたします。

 

この日、おふたりのためにご用意したサンプルリング。

・プラチナの素材サンプル(光沢仕上げ/マット仕上げ/光沢仕上げと梨地仕上げのコンビネーション)

・ダイヤモンドのカラーサンプル

・wave ring のデザインサンプル

・サイズゲージ

 

これからどんなデザインが育まれていくのだろう。

ケースに収めたリングたちを眺めながら、胸が高鳴りました。

完成するまでの時間もまた、オーダーメイドならではの楽しみのように思います。

 

サンプルリングを手に取っていただくと、さらにイメージが広がると思います。

迷ってしまうほど選択肢があるのも、きっと楽しい悩みですね。

 

よろしければ、お電話やビデオ通話でのご相談も承っておりますので、どうぞご安心ください。

直接お話ししながら、指輪のイメージを一緒に育てていけたら嬉しいです。

 

大切な結婚指輪作りのご相談をいただけたこと、

屋久島が紡いでくれたご縁に、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

これから一歩ずつ、デザインづくりを進めてまいりましょう。

 

このあと、デザインが少しずつ輪郭を帯びてきたところで、

本番制作の前に、シルバーでサンプルリングをお作りし、ご確認いただくことになるのですが、

それはまた別のお話で。

 

おふたりと歩む指輪作りの日々を、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。

 

5月の爽やかな空に包まれたアトリエにて。

少し先の未来を思い描きながら。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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A Story of Combination Rings Woven with Flowers and Sunlight #YakushimaWeddingRingsStories

A couple will be coming to Yakushima soon.

I am waiting to welcome them with the rings that have just been completed.

The sunlight is growing stronger as summer draws near.

In the shade of the hibiscus, two rings carried a gentle shimmer.

 

This is a story of combination rings made of 18k pink gold and platinum.

We designed sakura and hibiscus motifs on the surface of the pink gold.

These are their favorite flowers, and they told me that sakura is blooming in Switzerland.

 

Feeling deeply grateful for the bond that has grown across the distance.

 

Both rings are 4.0mm wide.

I shaped them into the same round-square shape.

 

Two rings share platinum and pink gold equally, half and half.

 

The hammered platinum was sparkling in the light.

The engraved pink gold carried a quiet warmth.

The two rings have a substantial weight to them, yet they looked soft and comfortable.

In the gentle light of May, they seemed to be in quiet harmony with the island scenery.

 

When the work was completed, large clouds gathered along the mountains, hinting at the arrival of summer.

Finally, they will come to Yakushima Island next week to receive these rings.

I’m so excited to welcome them to my studio and hand the rings to them.

 

As I gently picked up the two rings, a deep and quiet joy washed over me, as though flowers had bloomed.

I’m thankful that our paths have come together.

I feel that a one-of-a-kind ring has finally come to life.

 

Our journey still has a little way to go.

I hope they will have a calm and joyful time on this flowering island.

 

 

Work In Progress

Water and sunlight. Time woven together. Flowers. #YakushimaWeddingRingsStories

菜の花を纏うよろこび。屋久島からオーダーメイドでお届けしています #屋久島でつくる結婚指輪

ナノハナの指輪2 18k yellow gold, diamond

 

ふわり、

あたたかなひかりを纏うように。

菜の花をかたどったゴールドリング。

 

三つのお花にダイヤモンドを散りばめて、

k18イエローゴールドでお仕立てしました。

 

お気に入りの菜の花畑に持ち出して

黄色いひかりのドットとともに眺めた風景は、

まるで屋久島に降り注ぐ祝福のように感じられました。

 

 

こちら屋久島では、まだ寒い12月から咲き始め、

散歩道や海岸沿い、車窓の向こうに、馴染み深い風景が広がります。

 

なぜでしょう、菜の花畑を眺めていると、明るく、あたたかな気持ちに包まれます。

 

そのような気持ちを、皆さまと分かち合うことができれば、何よりも嬉しく思います。

 

ナノハナのネックレス 18k yellow gold, diamond

 

小さく一輪。

さりげなく、それでいて印象的なネックレスが大好きです。

 

イエローゴールドは、耐久性が高く変色にくい素材ですので、

ずっとつけたままで過ごせるのも嬉しいところです。

 

いつもの暮らしに、きらりと輝きを添えてくれますように。

 

ナノハナの指輪 18k yellow gold, diamond

 

野に咲く花を摘んで手渡すように。

大切な人へ、「ありがとう」の気持ちを込めて、

花を贈る日は、何よりも幸せに思えます。

 

 

ナノハナのジュエリーは

サイズや素材をお好みにアレンジし、オーダーメイドでお届けしています。

サイズゲージの貸し出しも行っておりますので、お気軽にお声がけください。

 

ご予算に応じたご提案も承っておりますので、ご安心ください。

こちらへご連絡いただけましたら、より細やかに対応させていただけます。

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

長くお使いいただき、磨き直しを重ねながら、その輝きを育んでいく。

そんなリズムの中で、ジュエリーはより深い味わいを宿していきます。

時間の経過そのものが一つの装飾となり、

ジュエリーは世界に一つだけのものになるのかもしれません。

 

そのような時間にメンテナンスという形で関わらせていただけることが、わたし自身にとっても大きな喜びです。

心を込めてメンテナンスの作業をさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

ナノハナの指輪 18k yellow gold, diamond

 

ナノハナの指輪、ナノハナのネックレスは、

マット仕上げが標準の仕様となっておりますが、光沢仕上げにも対応可能です。

ご希望の際は、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

 

ナノハナのネックレス2 18k yellow gold, diamond

 

風に揺れる菜の花を眺めていると、

なんだかとても、やさしい気持ちに包まれます。

 

さりげないけれど、

日々にそっと輝きを与えてくれる菜の花が大好きです。

 

この小さな幸せを、皆さまと分かち合えますように。

 

屋久島から心を込めて。オーダーメイドでお届けいたします。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

海の向こうの皆さまに、オンラインでオーダーメイドのご相談を承っております。

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がるまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

 

つながる屋久島プラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪

material: platinum
size:2.3mm and 2.6mm wide

Delivery time is within 3 months.
Custom-made, one of a kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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森の記憶。5月に咲いたプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪

素敵な出会いに、ありがとう #屋久島でつくる結婚指輪

穏やかな朝だった。

空には雲ひとつなく、夜のうちに冷え込んだのだろうか。

庭先の植物には、久しぶりに朝露が宿っていた。

 

気まぐれに移ろっているようでいて、季節は静かなリズムを繰り返している。

 

朝日に照らされ、きらきらと輝く情景を眺めながら、

この春をご一緒してきた、おふたりとの指輪作りの日々を思い返していた。

 

プラチナリングの造形作業が一区切りを迎えたのは、前日の夜遅くのことだった。

その新鮮な印象を、太陽の下で確かめたくて、朝の澄んだ光の中でリングを眺めることにした。

 

作業の日々を見守るように咲き続けてくれていた白百合のそばで、ふたつのリングをそっと手に取ってみる。

 

5月も半ばとなり、強さを増してきた日差しを受けて、プラチナリングが白く輝き、同時に深い影を宿していた。

 

小さなリングの中を、清流のような滑らかな光が巡っている。

 

表面から内側へと連続する造形の中で、異なるエレメントが溶け合い、ひとつの表情を形作っていた。

 

永遠と、祝福と。

おふたりの大切な想いから始まった結婚指輪作りだったけれど、ここに辿り着くまで、何度も試作を重ねてきた。

一緒に宝物を探すようにして出会えたこの造形が、とても愛おしい。

 

たしかに、わたしの手で作り上げ、お届けするリングではあるけれど、

オーダーメイドを通して、わたし自身が受け取ってきたものも、本当にたくさんあったように思う。

 

素敵な出会いに、ありがとう。

 

作業もいよいよ終盤を迎え、

今は、長い間待ち焦がれていた花が咲く瞬間に立ち会うような、どこか澄んだ気持ちに包まれている。

 

指輪が完成すると、それを合図に、わたしたちの新しい日々が始まっていく。

そのように営みを繰り返していくことは、巡りゆく季節に似ているのかもしれない。

 

わたしたちもまた、自然の中に永遠に流れゆく時間の中にあるのだと考えると、どこまでも果てしない気持ちに包まれる。

 

こうして指輪を作りながら、いつもよりも長い時間に想いを巡らせることも、小さな贈りもののように思えた。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

時の指輪。メビウスリングをつくる #屋久島でつくる結婚指輪

 

素敵なご縁にありがとう。おふたりが結婚指輪を受け取りに来てくれました。#屋久島でつくる結婚指輪

屋久島でのウェディングフォトのはじまりに、

おふたりが指輪を受け取りに来てくれました。

 

5月の爽やかな光が降り注ぐ日。

 

おめでとうございます。

おふたりにとって大切な日にご一緒でき、幸せなひとときでした。

 

 

実は、おふたりとお会いするのは、この日が二度目で、

去年の暮れ、アトリエで相談会をご一緒したことが、指輪作りの始まりでした。

 

あれから数ヶ月にわたり制作をご一緒し、結婚指輪が完成に合わせて、再び島にお越しになることに。

 

屋久島は、もちろん自然の美しさも大きな魅力ですが、

人と人とを結び合わせるような、不思議な引力を感じる場所でもあるように思うのです。

 

こうして結婚指輪作りを通して出会えた、素敵なご縁に、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

リングはお揃いのデザインで、プラチナを光沢仕上げでお仕立ていたしました。

相談会でお会いしてから、じっくりと相談を重ねてきたこともあり、サイズもぴったりで、安心いたしました。

撮影のために装ったドレスとスーツにも本当によくお似合いだったのが、とても印象的でした。

 

自然の中にも溶け込みながら、日々の暮らしやフォーマルなシーンにも寄り添ってくれるような結婚指輪に。

数ヶ月にわたり育んできたイメージが形になり、その喜びをともに分かち合えたことが、とても嬉しかったです。

 

 

せっかくなので、アトリエでも小さな撮影会をしましょう、ということになり、

ささやかではありますが、おめでとうを贈るように、わたしも楽しくシャッターを重ねました。

 

アトリエには祝福のような明るい光が満ちています。

一緒に画像を確認しては、おお!と歓声が響かせていました。

 

庭先では白百合の花が風に揺られています。

そうするうちに、おふたりが次の撮影へと発つ時間が近づいてきます。

 

夢のようなひとときは、ここでひとつの区切りを迎え、

お互いにまた新しい道のりを歩き始めてゆきます。

 

こうして、わたしたちの指輪作りの物語は、

ひとつのエンドロールを迎えました。

 

それはまた、新しい始まりの幕開けでもあるのだろうと、

5月の風が教えてくれたような気がします。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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相談会編

素敵なご縁にありがとう。今年をしめくくる結婚指輪の相談会 #屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

水音の記憶。雨上がりに眺めるプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪

 

完成編

プラチナの潤い、水をめぐる結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

時の指輪。メビウスリングをつくる #屋久島でつくる結婚指輪

アトリエの庭先に、ポツポツと紫陽花が咲き始めました。

大好きな花。今年もありがとう。

 

奄美地方はもう梅雨に入っているので、こちらもそろそろといったところでしょうか。

島が水に包まれるような、潤いの季節が近づいています。

 

それにしても、植物たちの営みの力強いこと。

静かな佇まいの奥で、休むことなく脈打ち続ける息吹に、背中を押されながら。

今日も作業机に向かっています。

 

朝から黙々と、ヤスリがけの作業を積み重ねていました。

まずは、ふたつのプラチナリングに精密ヤスリをかけ、大まかな造形を整えていきます。

 

今回は、リングをツイストしたときの動きをそのまま残して仕上げたいので、

できる限り生の表情を残すよう意識しながら、タッチを重ねていきます。

 

フラットな部分から、徐々に動きのある部分へ。

やすりがけを慎重に行うことで、フォルムの細部について、より理解を深めることができるように思います。

 

表を辿っていたはずなのに、気がつくと裏へと続いている。

メビウスの輪には、どこまでも巡ってゆくような、不思議な連続性があります。

 

時が巡りゆくように、プラチナの光も流れ、

スムーズなラインを生み出していきました。

 

輪の流れに沿ってヤスリを辿っていく作業は、

いつもとは少し違う、終わりのない物語の中にいるようにも感じられました。

 

精密ヤスリを紙やすりに換え、さらに細やかに磨き上げていくと、

リングに滑らかな光の輪が巡りました。

 

そのフォルムを、窓際の光にあてて眺めてみます。

緑の中で、プラチナはとても明るく、同時に深く落ち着いたトーンを宿していました。

 

角度を変えるたびに、光のコントラストがゆるやかに移ろうのが楽しくて、ついリングをくるくると遊んでしまいます。

 

最初は、おふたりと一緒に作り上げたイメージだったものが、今こうして形になってきて、

このリングは、ほんとうに時間そのものなのだなと、しみじみ思いました。

 

窓の向こうを眺めると、山々の稜線には、何かの動物みたいな雲が流れていました。

 

あともう少し、じっくりと進めてまいります。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

繰り返す波のリズム。巡りゆく季節。#屋久島でつくる結婚指輪

繰り返す波のリズム。巡りゆく季節。#屋久島でつくる結婚指輪

5月の爽やかな空を眺めながら、同じ鹿児島に暮らすおふたりの結婚指輪を作っている。

海を隔ててはいるけれど、近しい季節を分かち合いながら作業できることが嬉しい。

 

春のゆるやかな流れに足並みを揃えるように、プラチナリングが少しずつ形になってきた。

ツイストさせたプラチナは、鉄の芯金にあて、強い力を加えながら、くるりとリング状に巻いた。

 

実のところ、本番の制作に入る前に、シルバーを使って同じ工程を何度か試していたこともあり、

リングの中でツイストする部分とフラットになる部分を、あらかじめ計算できるようになっていた。

 

とてもシンプルな作業ではあるが、それだけに、手の跡が残りやすい。

思い切りよく、一度のタッチで、全ての工程を重ねていく。

 

 

おふたりの大切な想いから始まる結婚指輪づくりは、いつも新しい発見を運んできてくれる。

永遠と、祝福と #屋久島でつくる結婚指輪

 

これまでに作ってきたジュエリーがあり、それをご覧いただき、指輪作りのお声がけをいただく。

そして、出来上がった指輪がまた新しい出会いにつながり、そこから次のインスピレーションが生まれていく。

そうしてデザインはつながりながら、少しずつ新しいものへと育まれてきた。

 

おふたりとご一緒する時間が、いつしか、誰かの喜びへとつながっていく。

そのような未来を想像するのも、また楽しい。

 

今という瞬間が、永遠の中へ溶け込んでゆく。

それはまさに、おふたりとの結婚指輪作りの中で、大切にしているテーマなのだと思う。

 

繰り返す波のリズム。巡りゆく季節。

 

作業の合間には、久しぶりにいつものビーチに出かけ、波打ち際を歩いた。

 

くるりと巻いたプラチナを酸素トーチの炎に包み、その両端を繋ぎ合わせていく。

プラチナは真っ赤に強い光を発するため、作業の時はサングラス越しに手元を見つめている。

 

繋ぎ目に、融点が少しだけ低いプラチナの小さなかけらを置き、1000度を超えるまで温度を上げていく。

すると、すっと、そのかけらだけが溶け、隙間へ流れる瞬間が訪れる。

その一瞬を見極め、リングから火を離す。

 

瞬きもできないような数秒間ではあるのだが(笑、ほんとうに)、 うまく繋ぎ合わせることができたように思う。

 

これで、ふたつの指輪の原型となるものが、はじめて揃ったというわけだ。

これからヤスリを使い、少しずつ細部の造形を整えていく。

これまでの計算された工程というよりも、手の感覚を頼りに進める時間になる。

 

いよいよこれから、硬い金属が、親密な着用感のある装飾品へと変化していく時を迎えることになる。

 

作業は、ちょうど折り返し地点を過ぎたといったところだ。

 

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春の陽だまり。ナノハナの指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

春の陽だまり、ナノハナの指輪。

彼女のお名前を彩る花を映すように、お作りいたしました。

小さな花が運んでくれたつながりに、心からありがとうございます。

 

花の中央に添えた三粒のダイヤモンドが、春の陽光を受けて、眩く煌めいています。

 

硬い金属とは思えないほどに、伝わる印象はとても繊細で、やわらかくて、

光沢仕上げを施したイエローゴールドが、まるで光そのもののように感じられました。

 

どこか懐かしくて、心がすっとほどけてゆくような。

 

ジュエリー作りのインスピレーションは、いつも島の情景の中にあるように思います。

 

やわらかな風。ゆらめく黄色いひかり。

春の訪れをつげる小さな花が、わたしも大好きです。

 

いつもの散歩道や、海沿いの広場で。

菜の花に出会うたび、その陽だまりのような佇まいに癒されています。

 

そのあたたかな心地を分かち合えるのが、何よりも嬉しくて、

日々作業机に向かっているような気がします。

 

大切なジュエリー作りのお声がけをいただき、ありがとうございました。

 

島のリズムに合わせていただき、大変お待たせをいたしましたが、

昔ながらの手作業で、じっくりと丁寧にお仕立ていたしました。

 

おふたりの大切な想いと、島の季節が重なり合い、

ひとつだけのジュエリーが生まれたように思います。

 

微笑みのようなやさしい光が、日々に満ちてゆきますように。

 

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永遠と、祝福と #屋久島でつくる結婚指輪

春の爽やかな日が続いている。

庭先には、一年ぶりの開花を迎えた白百合の香りが漂い、空は透き通るほどに青い。

 

緑も深まり、少しずつ熱帯の島特有の湿度を感じるようになってきたけれど、

梅雨入りを前にした、静かな季節を楽しんでいる。

 

 

屋久島は本土までは150キロほどの距離で、季節の巡りや植物、食べ物などにも、案外近しい雰囲気があったりする。

 

鹿児島市内に暮らすおふたりから結婚指輪作りのご相談をいただいたのは、島に一足早い桜が咲き始めた3月の初めのことだった。

6月のご入籍を目指し、これまでビデオ通話でデザイン作りを進めてきたのだけど、

同じ鹿児島というだけで、モニタ越しにも、なぜか近しさを感じてしまうのだから、不思議だ。

 

そろそろ、あちらでは枇杷の季節を迎える頃だろうか。

こちらと同じように、涼しい日が続いているのかもしれない。

 

海の向こうに思いを巡らせながら、ここ数日は指輪作りの準備を淡々と進めていた。

 

すべての段取りが整い、庭先に出て空を見上げると、昼の青に浮かぶ薄い月のシルエットを見ることができた。

5月のやわらかな風に乗って、その月を囲む雲がゆっくりと形を変えてゆく。

 

それは、新しい作業を始めるのに、とても素敵なタイミングであるように思えた。

 

 

おふたりのためにご用意したプラチナは、硬さの中に程よいしなやかさを持たせて配合した。

 

その両端をペンチで掴み、ねじりを加えていく。

均一な力を意識しながら、2本を同じシルエットに整えていく。

 

ここから先は、一度進むと後戻りすることのできない工程になる。

なめらかなラインが生まれるように、慎重にタッチを重ねていかなくてはならない。

 

長くジュエリーを作っていると、自分の手のわずかなクセのようなものも、自然と見えてくる。

その偏りをできるだけ生まないよう、途中でプラチナの左右を入れ替えながら、同じ工程を繰り返していった。

手を加えるたびに、プラチナは強さを宿していく。

ねじる工程を終え、リング状に整える頃には、それはずいぶんと硬く感じられた。

 

永遠と、祝福と。

かたちを持たない大切な想いが、手の中で、少しずつ輪郭を帯びていく。

海を越え、その喜びを分かち合っている。

 

巡りゆく島の季節の中で、こうして指輪が育まれゆくのだと思うと、

今この瞬間が、ひとつだけの温度を宿した、かけがえない時間のように感じられた。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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