夜の間激しく降り続いた雨はちょうど朝になってピタリと止んだ。
目を覚まして、これはとばかりに庭に飛び出す。
アトリエの入り口から小道を挟んで向かい側では百合の蕾いっぱいがしずくを纏ってキラキラと輝いていた。
百合はもちろん咲いてからも美しけれど、この蕾の感じも好き。
自然の造形はなんて美しいのだろう!と、
百合を前に感動するのも毎年のことだなあと、今年もまた考えてしまった1日の始まり。
百合と雫に夢中になっている間に、空はすっかりと晴れ渡ってしまった。
最近野菜作りを始めてわかったことは、夜の間に雨がザーッと降って、朝から太陽の光が燦々と降り注ぐと、植物たちはぐんぐんと成長を進めるということ。
きっとこの日差しで百合も開花が近づいたのでは。
ちょうど昨日から百合の花をモチーフにしたネックレスを作り始めたところだったので、いい感じのタイミングに気を良くして、アトリエに戻りました。
シルバーの薄い板を糸鋸で切り抜いて、花びらを模して造形したところまでは昨日書きました。
さらにこの花びらに柔らかなタッチを施したい。
花びらの先をくるりとカールさせてみた。
そして、二つを重ね合わせると、ピタリ。
ここで初めて出来上がりの姿を感じることができました。
この花びらパーツ、大きさは1cm弱でとっても小さいのですよ。
小さいものを手に集中マックスでいると、なんだかお腹が空いてきました。
ここで、おやつにしましょう。
朝のうちにホームベーカリーに仕込んでおいたパンがちょうど焼きあがったので、
しっかり厚めにスライスして、まずは焼かずに、何もつけずにそのまま。
後半は久保養蜂園さんのはちみつをかけていただきました。
思えば、パンのスタイルは、
自家製天然酵母の石窯手作り仕立てから、ホームベーカリーもあって、あるいはお気に入りパン屋さんで買ってみたりと、かなり幅広いスタイルが楽しめるものですね。
わたしの場合は、ジュエリー作りの合間に気分転換にさっと作れるくらいの距離感が心地よいかなと。
結局ずっと何かを作り続けてることになるのだけど笑
皆さんはどんなパン生活されていますか?
さて、ここから作業は後半の工程へ。
金属は融点まで熱すると、くるりと丸く形を変える特性がありまして、
ゴールドの融点は約1064度。
バーナーの火に当てて真っ赤に熱しているところです。
くるりと丸くなったk18イエローゴールド、シルバーの花びら、そしてダイヤモンド。
これから3つの素材を組み合わせることになりますが、
この続きはまた明日に。
楽しいジュエリー作りはまだまだ続きます。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
snsもやっています