今日の始まりは
空が晴れわたり、暑くて、いつもの8月らしい朝だった。
近所に散歩に出かけて、
木々の下から空を見上げると、
葉っぱの間から漏れる光が強くて、
眩しく、
夏の気配をまだまだ十分に漂わせていた。
そういえば、台風もやっていていいる。
pt900 and 18k yellow gold in Yakushima green
今日から新しい制作が始まりました!
ガラスのトレーの中に入れたプラチナとシャンパンゴールドをアトリエの庭に持ち出すと、
木漏れ日の中で屋久島の緑と響き合っていた。キラキラ。
pt900, 18k champagne gold for wedding rings from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.
角度を変えると
明るく輝くところ、暗く落ち着いたところ、鮮やかな色彩、
様々な表情を見ることができる。
その特徴がゴールドとプラチナに際立っているのも、
結婚指輪の素材として多く使われることに、
やはり自然な成り行きがあるように思えた。
まずは最初の第一歩。
プラチナの線はそのままだと、とても硬く作業に大変なので、
火を当てて柔らかくしています。
火を当てて金属を扱う工程は、はるか昔からずっと変わらない作業で、
もちろんずっと職人の手作業によるものだった。
火を使う作業。
ジュエリー作りではほとんど毎日がそうなのです。
長く打ち合わせを重ねて、お二人のために作ったサンプルリング。
これを横に置いて、本番を作り進めてゆきます。
お二人から指輪作りの声をかけていただいたのは
まだ雨の多く降る梅雨時の頃でした。
オーストラリアからのメールが届いて、
屋久島とオーストラリアを結んで指輪作りを始めることになりました。
お二人はニュージーランドで出会ったこともあり、
スカイプを使った会話では
屋久島、オーストラリア、ニュージーランドと
わたしたちに縁のある場所のことが話題に上がり、
それぞれの場所とお二人の時間を紡ぐようなデザイン作りを進めてまいりました。
そして、
その世界広しのデザイン作りをまとめていたのは
彼女とわたしの出身である関西弁だったのも楽しかった。
オーストラリアと屋久島をつなぐジュエリー作り。
今日から海を渡る結婚指輪編です!
オーストラリアと屋久島に通じ合うモチーフが、あったのです。
とても身近なところに!
夕暮れ時、海へ。
ジュエリーがあって、海があって、
いつもの夏の日にありがとう。
明日もまた、ジュエリーです。