こちらは早朝のアトリエ
日中暑すぎるこの頃はまだ暗いうちから作業をすることが多くなってきた。
シルバーで作ったリング、シルバーで作った石枠
二つの部品に火を当てて、一つとする作業をしています。
このリングにセットするのは
屋久島の友人が持ってきてくれたジュエリーからお預かりした、
大きくて、それは美しのダイヤモンドなのです。
ご家族がお使いだったリングを、今、日々の暮らしの中で使うことができるようにと、
デザインやサイズ、素材、
全てを新しくして
リメイクのジュエリー作りを進めています。
その中で一つだけ変わらないものがダイヤモンドで、
こうして大切なものが世代を超えて受け継がれていくことを思うと、
その長い時間感覚に果てしない気持ちに包まれた。
必要な事柄を選択して、限りなくシンプルに、
機能的なフォルムを追求していくと、
そこにポツリと現れる美しさが大好きです。
細くてプレーンなリングと、シンプルな石枠、
そしてダイヤモンド。
ただそれだけ、だけど、そこには全てがありました。
必要から生まれる美しさ、と言いましょうか。
彼女とは以前、ピアス作りをご一緒したことがあったので、
きっと彼女もこのスタイルを気に入ってくれるだろうと思った。
制作編
シルバー×ダイヤモンド、シンプルが好き。ご家族のジュエリーをお預かりしてつくるリメイクの指輪。#制作編 #屋久島でつくる結婚指輪
いよいよもう少しで完成となったところで、夜も明けてきた。
早く手渡したいなとワクワクしながら、
今日は土曜日のしずくギャラリーへ。
ギャラリーに着くと、庭にユリの花が咲いていました。
こちら屋久島ではこの夏はユリが満開だったなあ。。
まだまだ暑さは続きそうかなと思いきや、
近くには月桃の実が大きくなっているのを見つけましたよ。
次の季節もすぐそこまでやってきているようであります。
月桃の実を見つけて、ちょうど今朝海の向こうに送ったサンプルリングのことをおもいだした。
春の沖縄から来てくれたお二人がシンボルと伝えてくれて、結婚指輪作りの中心としているのイメージが月桃の花だった。
ほんの小さなきっかけや、季節の変化に注意深くいよう。
必然的な何かを感じながらジュエリーを作っていこう。
海を渡る準備をしていると、蝶々も集まってきた一コマ。
夏のジュエリー作りは続きます。
しずくギャラリー編