島に暮らしていると海の情景が一番身近だったりする。水の色が深く暗くなって、光が強調されるようになると冬がやってくる合図だ。朝一番にいつものビーチで波に乗ったけど、水もずいぶんと冷たくなってきた!
屋久島の秋から冬へ、季節の移ろいに心を傾けながら、お二人の結婚指輪を作っている。
ゴールドとプラチナを組み合わせて作るお二人の結婚指輪は水平線がモチーフになっているので、朝の海も良いリズムだったなあ。心地よい波の余韻に包まれながら、今日は大切な仕上げの作業を。いよいよこれでリングの造形作業もひと段落となる。
ゴールドとプラチナが作る境界線。リングはキュッと小さい、でも二つの金属が出会って生まれたラインに果てしない力強さを感じながら。
毎日つけていただく結婚指輪だから、つけ心地や肌触りを大切にしていたい。見えない内側の部分をラウンドさせて柔らかにしよう。
いよいよお二人がリングを手にとってくれる日が近づいてきた。結婚という大切な節目に指輪作りを介して長くご一緒できるオーダーメイドの作業はいつも楽しい。幸せな気持ちに溢れている。
リングが届いてすぐに、なんとお仕事で海外に渡ることになっているお二人の新しい日々を思いながら、完成に向けて細やかなタッチを繰り返している。
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