数日ぶりの雨だった。
時折激しく降ったと思ったら、ピタリと止んで晴れ間が広がる様子。
同じ雨でもほんの1週間前の雨とは全然違っていた。
なんにせよ、暑い!
そしてそのヒカリの強さったら。。
そう、ここ屋久島にも夏がやって来たのだ。
ちょうど昨日までの制作がひと段落したところの雨だったので、
気分も新しくなった。
そして、今日から始まるジュエリー作りも
その雨のしずくにまつわるものだったのもまた、
偶然のようで必然を感じるタイミングだった。
ゴールドで造形したしずく型。
いま、お母様から受け継いだ3本の指輪をリメイクして、
彼女と、彼女のお子様にお使いいただけるよう
新しく4本のネックレスを作っています。
素材を再利用して、今の暮らしに寄り添うデザインにリメイクするジュエリー作り。
その第一弾はパールのネックレスでした。
奥に見えるのが
彼女のお母様が長くお使いだったプラチナとダイヤモンドのリングです。
これから小さなしずく型のネックレスへと
そのカタチを新たにすることになりました。
新しいサイクルを迎える瞬間を前にして、
果てしない気持ちに満たされています。
ご家族3代に渡るジュエリー作りがあって、
作業机に向かっていて気がついたのは、
そこにはいつもよりも長い時間感覚が存在すること。
なんというか、広がりがあって、大きな流れを感じることができるのです。
いつもの暮らしの中で、たくさんお使いいただけるようなイメージで作り進めていると、
もう少し手を加えていところがいくつか現れてきた。
うまい具合に、もう少し雨は続きそうだ。
ここからさらに造形を進めてゆきます。