蜘蛛に宿った雫のリズム。これをパチンと指で弾いたら美しい音色が聞こえてきそうだった。
自然のバランスって本当にすごい。
今日は1日雨降りの屋久島でした。
アトリエでは、シャンパンゴールドで作る結婚指輪の制作が進んでおり、
そのアウトラインを波のようなシルエットとするために、鉄鋼ヤスリ片手に、細い部分と太い部分、抑揚をつけて形成を深めてゆきました。
シャンパンゴールドはシックな色調ながらも上品な輝きがありますねー。
わたくしもお気に入りの素材であります。
側面のこだわり。
レディースのリング。側面部分に斜面がつけてあります。
これは彼と彼女の想いの部分で、お二人と長く打ち合わせを重ねてきた大切な作業であります。
お二人のストーリーを伺って、
指輪に大切な想いを刻み込むために、細部にデザインとしてそれを写し込みました。
指輪の側面部分は、周りからは見えにくい部分でもあり、
そこに敢えてデザインを盛り込むのは、
自分自身が、お二人がしっかりと指輪から特別さを感じられるからだろう。
ストーリーを身につけるように服やジュエリーを選んで、世界観を体験するために旅に出て、家や家具を買う。
そのようなスタイルに、いまの暮らし、これからのハッピージュエリーの姿を感じました。
1日の終わりに、指輪を空にかざしてアウトラインを確認してみた。
緩やかで、大きくなったり、小さくなったり、
波のように流れる動き。
うん、いい感じです!
ここから磨きをかけて、レディースは完成となりますよ!!