春色だった屋久島サウス。
4月に入って紫陽花の若葉も大きく育ってきた。
もうそんな季節なのですね!
「紫陽花の季節までに出来上がればいいですよー」
と、声をかけていたジュエリー作りもありますが、
「まさか、紫陽花の季節までには、さすがに。」
と思っていたのが、ホントまさかであります。
オレも植物たちを見習わなくっちゃ!
今日もアトリエではジュエリー作りです。
少しずつ、じっくりと。
新しく始まった結婚指輪作り。
まずは素材となるプラチナを作業机に準備した。
すらりとして、とても繊細な素材ですよね。
でもこのプラチナ、
お二人のために特別に配合して作ったもので、とっても硬く仕上がっているのですよ。
そしてその奥に見えるのはお二人からいただいたお手紙や、デザインの打ち合わせで作ったサンプルリング。
久しぶりに手に取ると、これまでのデザイン作りのあれこれが蘇ってきた。
二人と指輪作りのお話を始めたのはもう4ヶ月も前のこと、
去年の暮れの頃でした。
繊細ですらりとしたデザインが好きです!
大阪と広島に暮らすお二人が一枚のデザイン画を送ってきてくれたのが始まりでした。
デザイン画を参考にしてサンプルリングを作り、屋久島から彼のいる大阪に送る。
それから広島にいる彼女と一緒に試していただいて、感想をいただいて。。
屋久島と大阪と広島で、長い距離を挟んでデザイン作りのやりとりを交わして、
そんな時間もまたかけがえなく、
今しかないこの結婚指輪作りがとても大切に感じました。
そしてそして、
いよいよ3人で作ったイメージが形になり始める時!
細い線を鉄鋼ヤスリでさらに繊細に削り落として、
酸素トーチでやわらかく焼きなまして、くるり。
少しずつリングの姿が見えてきた。
彼のサイズが14.5号
彼女のサイズが9.8号
ピタリと合わせてゆきますね。
お二人の好きをかたちにしたり、
サイズや付け心地までピタリとフィットするのがオーダーメイドの楽しさだと思う。
楽しい時間はまだまだ続きます。