宮崎にお住まいのお二人が結婚指輪の相談会に来てくれました。しとしと雨降りの屋久島。約半年の思いが叶った瞬間です。
やっぱり、お会いするとメールでの印象とは違っていたなー、と思うことがよくあって。今回もまた良い意味でのサプライズと共に楽しい時間を過ごすことができた。
アトリエではサンプルリングを手に取っていただきながら、素材の比較をしたり、微妙なデザインの違いを何度も試したりした。手触り感のある時間だ。不思議なことなのだけれど、そのフィーリングがなんとなく久しぶりだったような感じがある。
音楽をお仕事にしている彼も「最近ライブがやっと復活気味なのです、楽しくて。」と言っていたのも、たしかに。なんと言ってもリアルでの解像度は圧倒的なのだ。
さて、この2年間改装工事を重ねてきて、ようやく皆さまにきていただけるようになったアトリエ。楽しい相談会のひとときはいかに。
屋久島の雨はいつも優しく包み込んでくれているくれるように思う。指輪選びの集中も、とても深い。
オーダーメイドの結婚指輪作りで大切にしていることは、お二人の物語と屋久島の季節と、そしてわたしが出会う場所を発見すること。
半年前から気になっていたものとは違ったデザインに惹かれてしまった驚きもあったけれど、それもまた共時性ということなのだろう。
丸くてカーブしたリングをつけた瞬間にこれと決めた感があった彼。理想の自分と今の自分に似合うリングを思い描いていた彼女。むっちゃ優しいエスコートでお揃いデザインに導こうとする彼。
それにしても、お二人の出会いがむっちゃ素敵で、そして面白いお話だったなあ。どこまでも優しい人柄に触れて心が温まった。きっとこれからも音楽だったり創作活動を通してたくさんの人たちをほっこりと幸せにしていくのだろう。そんなお二人の心音が響き、形あるものを作り出すのかもしれない。
きっとお二人だけの結婚指輪が生まれるだろうと思う。かけがえのない時間をありがとう。
最後は雨が止んでくれたので一緒に記念撮影ができた。明日には船に車を乗せて帰ることになっているお二人に「さようなら、引き続きよろしくお願いします」と挨拶をしてお別れをした。
山サイドを見たら緑が深くなっていてまた降り始めような予感があったが、なんとも屋久島らしい時間をお二人と分かち合うことができた。そしてこれから始まる指輪作りの間もまた、3人で歩む道のりは続くのだけれど。
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