結婚指輪をお届けしてから三年半が経ちました。
はじめてお二人にお会いできて感激でした!
案外、オーダーメイドのジュエリー作りでは最初から最後までをオンラインで完結できてしまうことも多いのだけれど、
互いのタイミングが重なり合って、ふとした瞬間に巡り合えたりするのもまた、オーダーメイドならではの喜びだなと思う。
とはいえ数ヶ月にわたって指輪作りをご一緒した仲でもある。
「こんにちは、はじめまして。」そんな挨拶もなかなかに照れ臭かった。
そういえば、結婚指輪をお届けしたあの頃はまだマスクなんて誰もしていなかった。
とても長かったような、一瞬だったような、不思議な月日を経たからもしれない。
お二人と過ごしているこのひとときが、まるで何かのスタートラインに立っているような、とてもフレッシュなものに感じられた。
始まり続けよう。
ずっとお使いいただいているプラチナリングも久しぶりに里帰り。
いつもありがとう。
手に取ってみるとリングには小さな傷もついていて、
そこにお二人の時間を感じることができて温かな気持ちに包まれた。
指輪もまた古くなりながら新しくなってゆくなだな。
そう思うと日々の細やかな出来事が愛おしく思えてきた。
数日間の屋久島滞在を終える今日、彼女はシダの指輪を選んでくれた。
イエローゴールドのシダの葉だ。
二人の未来を祝福するような、希望そのもののような指輪になればいいと思っている。
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