ムーンストーンの石枠づくりが調子良くて
リズムに乗ってもう一つ追加で石枠を作ることにした。
二つ目の石はイエローサファイアで、
これもずっとお気に入りでいつか使おうと思っていたもの。
ずいぶん前にタイの宝石マーケットで手に入れたものなんです。
大きい石と小さな石を包んだリングが二つあると、
手に取った時にイメージが湧きやすいだろう。
さらには、そのあと、
しずくギャラリーで皆様にも見ていただけるだろう。
ダイヤとプラチナの組み合わせはどうだ。
制作の手を動かしていると、
石の指輪にまつわる未来が見えてきた。
“大きな石、ありますか?”
そんなフレーズも浮かんできた。
新しいデザイン展開の予感であります。
大きな石の指輪、ここはシンプルに行きたい。
シャリとネタで構成されるお寿司的な潔さ、的な。
でも、
その向こう側に数え切れないほどのタッチが存在するような
ものづくりって、
とても日本的だなあと思うのです。
作業中、玄関のベルが鳴ったのでドアを開けると、
友人のカンノさんがドラゴンフルーツを持ってきてくれた
「今畑から採ってきたところなんだ」
ほんとですか!
そういえば、ドラゴンフルーツは夏から秋にかけてが旬となるのだった。
まだあたたかさの残るドラゴンフルーツを手に取って、
順番待ちをしている秋の気配を感じずにはいられなかった。
思えば、
しずくギャラリーの柿の実も大きくなっていた。
作業をひと段落させて、
窓の向こう側を見るともう真っ暗だったり。時計はまだ7:00で。
変わらないと思っていたものも、
かならず変わりゆくものなのですね。
雨がふるたびに季節のすすむ屋久島より
今日もブログに来てくれてありがとうございます!
明日もまたジュエリーです。