出来上がった結婚指輪を海の向こうに送り出す朝。
木漏れ日の下でリングを眺めていると
七色の光が現れては消えてを繰り返し始めた。
朝のあたたかな光。
キラキラと輝く指輪の表面に差し込む虹色。
夏の音。
まるでお二人の指輪が屋久島の祝福を浴びているようだった。
ご結婚おめでとうございます!
素敵だった朝、その20秒をお二人に。
3.0mm and 2.5mm square with hammered texture
彼のリングはプラチナで。
彼女のリングはゴールドとプラチナのコンビネーションで。
表面をキラキラと輝くように金槌でコンコンと叩いて仕上げると、
オブジェのようなお揃いの指輪となりました。
表面の輝きは
お二人が屋久島旅で出会った、水にまつわる時間をイメージしてデザインしたものなのですよ。
素敵だった思い出を映すように、
お二人と相談を重ねて作り上げたイメージが二つのリングとなって本当に嬉しい!
屋久島の自然を表現するように作ったスクエアシェイプ の結婚指輪です。
水のキラキラ
水のたゆたい
屋久島に暮らすわたしにとっても馴染み深く、大切な景色があります。
きっとお二人も水に囲まれた屋久島の時間に魅せられたのだろう。
作業中はお二人とわたし、大好きな屋久島で繋がるご縁を感じながら机に向かっていました。
最初はもちろん、初めまして!からだったけど、
海を越えてのやりとりも今となっては楽しかった思い出ですね。
指輪を介してお話を進めるうちに、お二人のハッピーが伝わってきて、
わたしも幸せな気持ちに包まれました。
終わりの始まり。
なんとなく名残惜しいような気持ちもありますが、
新しく始まったお二人の時間におめでとうございます!
偶然のようで必然のようにも感じた出会いに感謝しかありません。
きらきら鏡面仕上げのプラチナとゴールド
この暑さのせいか、
手に取ると、ひんやり冷たくて、一層心地よく感じました。
いよいよ夏本番ですね!
楽しかった指輪作りにありがとうございます。
制作編
始まり編
屋久島ー京都、しずくギャラリーのモンステラに囲まれて結婚指輪の相談会。今年最初のパッションフルーツ!水面の表情を描く結婚指輪作り。