お二人とインスピレーションを分かち合って出来上がったリンゴ模様の結婚指輪、胸いっぱいです。彼女のピンクゴールドと彼のプラチナ。すっきりとシンプルなスクエアシェイプ。屋久島の緑にすっと溶け込んでいて嬉しい。
お二人の結婚指輪作りが始まってからはちょうど1ヶ月。島では百合やツユクサの開花が始る季節で、ハイビスカスもランタナも咲いた、なんとも華やかな5月だったなあ。そういえば、初めてメールをいただいてからはもう4ヶ月になるのか、屋久島リズムの制作にお付き合いいただいてありがとうございました!
「結婚して2年、ずっと指輪を作りたいなと思いながら、忙しかったり、ぴんとこなかったりで」と彼女が最初のメッセージで伝えてくれた。「憧れだったのですが、遠方なので無理かなとも思っていて」。お二人は海を越えて大阪に暮らしているのである。
ほんの少しのタイミングで出会ったり、すれ違ったり、巡り合わせとは実にふわりとしたものかもしれないけれど、ここには確かな手触りがあるように思う。今だからこそ大切にしたい繋がりを感じながら。オーダーメイドで生まれたお二人だけの結婚指輪をもう少し眺めてみたい。
一瞬、虹。
木漏れ日を浴びてプラチナとピンクゴールドが柔らかに輝いた。眺めているとあたたかな気持ちに包まれた。一つだけの結婚指輪が出来上がったのだ、としみじみ思う。
もちろん、リンゴ模様は彼のプラチナリングにもある。内側に彫刻した模様は彼女の模様の一部のようでもあり、繋がっているようにも見える。二人だけの約束みたいなものなのだろうか。表面的にはは分からない、でも、心のずっと奥の方に響く装飾がここにある。
こう見ると、とてもクラシカルなスタイルでもあるような。長い時間をかけて、お二人を待っていたリングのようにも感じられる。森羅万象の時間感覚。お二人とは自然だったり、そこにある普遍的なリズムを大切にする気持ちで繋がっているのだと思う。
そして、これから新しく紡がれてゆくお二人の時間に、このリングが優しく寄り添ってくれると何よりも嬉しい。
おめでとうございます。素敵な日々を。
楽しい指輪作りをありがとうございました!
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