屋久島の海と空。どこまでも続く境界線を眺めながら作りました。
ゴールドとプラチナを組み合わせた
“水平線の指輪”です。
指輪作りの間は、もうずっと海に通っていた感じで、
昨日は島の北側まで波を求めて車を走らせた。
夜が明けてすぐのまだ早い時間。光がとても強い朝だった。
島の北側と南側で、夏と冬で、海の色が違うのが屋久島流でありまして、
これまでもずっと海が大好きだったけど、
ここに暮らして、海がこれほど表情が豊かだってことを初めて知りました。
それからずっと、この景色に夢中で、
何度も海をテーマとしてジュエリーを作ってきた。
pt900 and 18k yellow gold “horizon ring”
シンプルな細身のプラチナリングなのですが、
オリジナルの指輪作りがギュッと詰まってて、
一つしかないデザインだと思う。
すらりとして、
有機的で、
一つだけ、
優しくて、
技ありで、
大地を感じたり、
水を感じたり、
出来上がった指輪を作業場で眺めていると、
そんな言葉が思い浮かんでは消えていった。
リングを裏返してみると、
側面から内側にかけてイエローゴールドが見えて
色彩の変化を楽しめます。
お二人のリングともに、お揃い感を出してプラチナが表に見えるようにお作りいたしました。
制作の声をかけてくれた彼とは、実は以前からのお付き合いでありまして。
彼女にプロポーズをする際に届けるネックレスをお作りしたのが出会いのきっかけでした。
それから少し時間が流れ、
「結婚することになりました!結婚指輪もケイさんにお願いしたいです!」
と彼がインスタグラムでメッセージを送ってくれたんです。嬉し涙。
ネックレス作りの際からずっと印象的だったのは、
お二人が自然大好きで、自然との関わり合いをとても大切に日々を送っているということ。
彼のインスタグラムを見ていると、毎週のように山歩きをされているほどで、
それは美し写真をアップしているのです。
結婚指輪作りが始まって、
「コンビネーションのリングが好きです!」
といってくれたお二人。
水平線をモチーフにしていることは、実は少し後になってからお伝えしたのですが、
さすが!好きな自然のスタイルをピタリと選ばれるなと、驚いたのを覚えてます。
それにしても、山の上では空と山々の稜線との境界線が美しいのだろうなあ。
海と空、大地と海、昼と夜、
その境界線に力強さを感じるのはなぜだろう。
メンズのリングも同じレイアウト。
プラチナはシックでスタイリッシュな印象があって、
イエローゴールド には華やかな色合いと楽しさを感じます。
こうして手のひらに乗せていても、ずっと見ていたくなるようなジュエリーではありますが、
ずっと長く、お二人でお使いくださいね。
これからはこの指輪も一緒に、山に森に、旅を続けられるのだろうなと思うと、なぜかわたしもドキドキしてきました。
ご結婚おめでとうございます!
そして、楽しいジュエリー作りはまだ続きます!
お二人の指輪作り、続編も楽しみにしていてください。