木のうねり。
樹木のもつ、うねりの表情を指輪に現すと、
それは水の流れのようでもありました。
お二人の心の中にある、大切な自然の風景を写すようにと進めてまいりました、プラチナの結婚指輪作り。
メンズのリングはスクエアシェイプのアウトラインに大きく切り込みを入れて、いよいよ完成!
「6月には森の中で結婚式をするのです!」
と送ってくれた、大きな桂の木とお二人の写真があって、
屋久島の森の大木ともどこか似ているような太古の風景に思いを巡らせながら、作業中は机に向かっていました。
木肌のような表情を持つプラチナリング です。
夕暮れ時、屋久島の深い緑の中に指輪をかざすと、
小さくて冷たいプラチナのかけらが、
どこか温もりを帯びているようで、
ついさっきまで動いていたかのようにも感じられた。
屋久島より、海を越えてはるか北。
東京よりもずっとずっと北で、青森よりは少しだけ南。
雪国に暮らすお二人に届ける結婚指輪作りもいよいよ後半に差し掛かりました。
そして、これからバトンをレディースのリングに渡して、
最後の仕上げを進めてゆきますね。
彼のリングは樹木で、
彼女のリングは雪のイメージです。
出来上がりは来週、ここで。
少し先になりますがどうぞお楽しみに!
制作編
レディース編