pt900 山リング
屋久島での暮らしの中から生まれたデザイン、“山リング”
波リングから続いた結婚指輪作りは
気がつけばここでひと段落するタイミングとなっていた。
最後の作業は
柔らかく包み込むように表面に磨きをかけて、ここに完成。
秋から始まった指輪作りのイメージがカタチとなって、
今はとても穏やかな気持ちに包まれている。
山リングはメンズのリングとなるもので、
しっかりとした存在感を感じられるようにと彼と相談を重ねた結果。
幅は2.5ミリとボリュームのある作りといたしました。
しかも、
しっかりと丈夫な作りでありつつも、
すっきりとバランスを感じられるのはこの切り返しのラインのおかげだろう。
力強くすっきりと、繊細に、そして大胆に、
それらを一つにまとめたプラチナ素材。
これはオレもつけてみたいバランスのリングだぞ!
金属で作ったジュエリーは100年持ちますので、
深まる味わいの変化を楽しみながらつけてゆければ最高だろうと思う。
そして、
経年の変化といえば、
今日もこのようなご質問をいただいていた。
「プラチナやゴールドのリングはメンテナンスをどのように行ってゆけば良いのですか?」
長く使う結婚指輪で大切なところですね!
プラチナ、ゴールドはそのままお使いいただいても変色をしない素材なので
ずっとつけっぱなしで使っても大丈夫です。
そこにこだわった小さな傷やなどが味わいとなり深みがどんどん増してゆくのも楽しんでいただいたい。
この傷はあの時についたものだなんて思い出の1つとなったりして。。
でも、定期的に磨き直しやメンテナンスをしてあげると
育つ、と表現するのだろうか
皆様の指輪を定期的にお預かりして、お磨き作業をしてゆくうちに
使う→味わい深くなる→磨いてリフレッシュ
このサイクルを繰り返すと
さらに新しい表情を持つ指輪と生まれ変わることを知ることができた。
そう考えると自分の生活や時間自体が身の回りの物をデザインしてゆくのだから面白い。
結婚指輪、100年持ちますよ!
お磨き直しは少々専門的な技術が必要ですので、
ふと思いついた時に、お気軽に声をかけてみてください。
リフレッシュしてお使いいただけるよう、わたしが作業いたしますのでご安心ください。
ジュエリーの時間ってホント大きくて、素敵ですよね。
自分の作ったものがはるか未来へと繋がっていったり、
全く知らない土地で存在していたりするだろう未来。
お二人の指輪は
ここから最後に刻印などの作業を経るために、
少しの間時間をとって、後日二つの指輪が揃ったところをご覧いただきますね!
レディースのリングにはダイヤモンドもセットされますので、どうぞお楽しみにしていてください!!
場所は変わって、しずくギャラリー。
先日出来上がった指輪をお渡しするためにここにやってきた。
お二人は島に暮らす仲間でもあるのです。
いつもインスピレーションを与えてくれる彼の指輪を作らせていただくことができて最高です!
ご家族と一緒の素敵な写真が撮れたのだが、
映るのはどうも苦手なもので、、と良き作品を作り続けているクリエイターの意外な一面を感じることができて、ほっこりとした平和な気持ちに包まれました。
最後にお知らせです。
しずくギャラリー、今シーズンのオープン日が決まりました。
3/3より。毎週土曜日オープンいたします!
今年はここでどんな物語が生まれるのだろう。
ドキドキ。
皆様にお会いできるのを楽しみにしています。とっても!