海の向こうに暮らすお二人からお便りが届いた。そして、お二人の結婚指輪は久しぶりの里帰り。6月に控えた結婚式を前に指輪のお磨き直しをする日。
あれからもう2年も経つのか。しずくギャラリーでお会いしたお二人。お二人とは指輪の打ち合わせをして川沿いで記念写真を撮ったり、バス停まで一緒に車で走ったり、サイズを測り忘れてて帰りのフェリー乗り場でもう一度待ち合わせたりした。一緒に過ごした何気ないいつもの屋久島時間は今とてもとても貴重に感じられる。
「山歩きの影響で少し傷があって。。」彼女が書いてくれたメッセージ。
大丈夫です。小さな傷は紙やすりを使ってクリーンナップしてゆく。リングの表面と側面。少しずつ消えてゆく小さな傷たちに確かな時間を感じながら。
リングの円形を確認して、ほんの少しだけ、木槌でコンコンコン。これもOKだ。最後に内側に光沢を持たせてつるりと仕上げよう。
彼女には小さく、彼には大きく、シダ模様を彫刻したスクエアシェイプ の結婚指輪。新品のようにお磨き直ししたけれど、以前よりもお二人っぽさが増しているような。お二人の暮らしとともに長い時間軸でお使いいただけるのが結婚指輪の素敵なところだと思う。
でもまだ始まったばかり、これから年月を経てもっと指輪に傷がついたりもするだろう。それもまたお二人の時間のようで趣深い。そしてまたお磨き直しやりますので、いつの日か屋久島にも遊びに来てくださいね。
おめでとう。屋久島よりお二人に祝福を。
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