淡水パールをお預かりして、新しいジュエリー作りを。
彼女が育ててるミカンをモチーフにしようとひらめいたので、
今日はミカン畑見学に行ってきた
冬の自由研究です。
屋久島サウスは尾之間。
モッチョム岳の麓に、それは素敵な庭園を作られている彼女。
わたしの植物友達でもあって、
しずくギャラリーの花々も彼女のピックアップしてくれたものがたくさんあるし、
実はアトリエのすぐご近所さんでもあるんです。
ちょうど去年の暮れの頃、
庭先でマンゴーの収穫を一緒にした時に、
ふと彼女から淡水パールを見せてもらったのが今回のお話の始まりだった。
「ケイさん、昔海外で買ってきたこれを使って、ブローチを作ってもらえるかな?」
「いいですね!お作りいたしますね。」
と答えてから、年を越して、
屋久島に帰ってきて何日かが経った頃、
彼女が農園で収穫したところのミカンを玄関先まで持ってきてくれた時、
ピンときたんです。
あ、ミカンとパール。
モチーフを思いついてから、頭の中でデザインが出来上がるまでは一瞬のことだった。
そして今日、
そのデザインの助けとなるように、実物をきちんと見ておきたくて、
農園にお邪魔して、お願いしたのがこちら。
枝付き葉っぱつきのミカンをぜひ!
ミカンと一緒に気に入ったお花関係もしずくギャラリーのお庭用に頂いて、
もちろん、ミカンはお話ししながら、
木から千切ってはパクパクといだだきました。
むっちゃ酸っぱい!
むっちゃ酸っぱくて美味しくて、
なぜか不思議と、心の奥までぐっと響いた。
こうやって彼女が大切に育ててる果物をモチーフにしてジュエリーを作ることができるなんて!
それも、コレクションだったパールを使って。
ジュエリー作りにまつわる物語のことが思い巡らされて、
あたたかで幸せな気持ちに包まれた。
さて、
アトリエに戻って、朝の印象が濃いうちに、
パールを眺めながらのイメージトレーニングです。
ミカンの小枝を切って友人に届けるような、
そんなジュエリーになればいいと思ってる。