いつもの同じ庭の中でも、
日々の移り変わりの中で、
小花たちはいつもダイナミックで新しい。
島の暮らしの中では、すごく大きなものから精巧な工芸品のようなものまで、多種多様なシダの葉に出会うことができる。
このシダは指輪にちょうど良くって、この花はブローチにしてみたい。
作家魂をくすぐるところが大いにある。
昼前の散歩道でシダの葉を拾って、太陽にかざして眺める。
木々の隙間から差し込む光が眩しくて、一瞬くらりとした。
これからが島の夏サイド入り口なのだと思う。
もう一つの結婚指輪、
シャンパンゴールドの指輪作りが始まった。
結婚指輪はもちろん、お二人揃ってでも、そして、お一人さまのためにでもお作りいたします。
どうしてもリニューアルしたくなったり、時には無くしてしまったり、サイズが合わなくなったり、などなど、1本のリングをお作りするケースが時々。
今、彼女がつけている指輪がシャンパンゴールドで、それとお揃いになるようにと、彼のリングを作っています。
ボリューム具合は前回もそうだった、彼の好きな幅広のスタイルにデザインしました。
新しくつくるリングでも、同じ素材、同じボリューム感でつくるので、お揃い感は間違いない。
大まかなスタイルを頭に入れておいて、あとはわたしのジュエリーをつくる。
出来上がる指輪は彼のイメージとわたしのイメージの合わさるところだ。
可能性もぐぐっと広がります。
分厚くて硬いシャンパンゴールドは火にかけると幾分柔らかになって、
それをグググっと丸めて、また火にかけて端と端を接続する。
鉄の芯金にリングを入れてコンコンコンと叩くと、少しずつ、きちんとした円形をかたちづくる。
ジュエリーを作り始めて、もう10数年以上もこの作業を続けてるっけ。
庭の花もそうだけど、同じ工程がつくるデザイン、つけてくれる人が変わると、毎日毎日が全然違っているように感じられて、
今日もまた、フレッシュな時間に包まれた。
リング幅3.5mm 、19.5号、シャンパンゴールド
今日はここまでにして、明日はリングに立体感を与えてゆこう。
少しずつ少しずつ。
これはカッコよくなりそうだなあ。。
桜のジュエリーをお届けしたら、
桜にちなんだケーキを送っていただいたので、
サクラフィナンシェとさくらんぼのアーモンドケーキで、
お家でお花見気分でした。
さあ。新しい1週間が始まりました。
皆さまはいかがお過ごしになりますか?
わたしはできるだけ家にいることになりそうなので、
久しぶりにプリンでも作るかとyou tubeをチェックして研究しているところです。
それと、いつかラテアートもやっていたいなあ。。
明日もまた、ここで会いましょう!