綺麗だな、という場面は短いひとときであることが多く、
島に暮らすようになってからは
お気に入りの朝日スポットや夕日スポットなるものを
県道沿いや、暮らし中で身近な場所に持つようになったんです。
灯台の近くにある朝日スポット。
朝一番で市場に野菜を買いに行った帰りの空が美しくて、ここまで導かれるようにやってきた。
ここは岬の先端に位置することから
南を中心に東から西までほぼ180度の広い海が広がっている。
灯台の上にはホテルがあって
ホテルに働く方のお話によると、
この季節は東の海に朝日、西の海に夕日を望むことができて、
調子が良ければ3日に一度は大きな虹が現れるとう
なんとも夢心地なポイントなのであります。
そういえば、今指輪を作ってるお二人もこの灯台で大切な時間を過ごされたのだったなあ。。
やはりここは特別な場所なのかも。
夢中になって空に向かってカメラを構えているとき、
不意にそんなことを思い出した。
さて、アトリエです。
今年の春にしずくギャラリーに来てくれたお二人にお作りする結婚指輪。
途中まで進んでいるレディースのリングと並行して、今日からはメンズリングの形成作業を始めることにいたしました。
というのも
お二人の指輪はシャンパンゴールドとプラチナ、素材は違うものの
アウトラインのラウンド具合がとても近しいことが魅力で、
同じ工程の中に2本の指輪を並べるとお揃い感が一層際立つだろうと感じたから。
二つで一つというか
一つのデザインを二人で分け合うようなフィーリングなのであります。
プラチナの線を酸素トーチで真っ赤に焼きを入れて、
柔らかくなったところで芯金に当ててグイッと曲げる。
結婚指輪づくりのスタイルは
昔ながらの手作業で進んでゆきます。
わたしも毎日パソコン使ってsnsも大好きで超楽しい今の暮らしの中で、
いつまでもずっと変わらなく、今も残っていることもある。
声をかけてくれた方と向かい合ってジュエリーを作ること。
暮らしの中で一つ一つ指輪を作り上げてゆくこと。
屋久島でジュエリーを作るうちに
シンプルなことが、とても貴重であることに気がついた。
そんなハッピーをジュエリー作りで分かち合うことができてありがとう。
1日の終わりに出来上がったリング。
左がレディース、シャンパンゴールド、
右がメンズ、プラチナ。
並べてみるとこんなにも大きさが違うものなのですね。
二つのリングを前に、巡り逢いって奇跡だなあと、しばし遠い目。。w
ここからアウトラインの造形を加えるところとなり、
今日はここまで。
今年も残すところあと3日。
みかんを買ったり、お花の準備をされていますか?
いつもよりも少し忙しいのもまた、年末ってワクワクするものですよね。
オレの方は指輪作りに夢中になってるので
もう少し作業を続けてみます。