こんにちは!
日差しが強く、昼間は半袖で過ごすほどだった屋久島サウスです。
年末ということもあるのか。
アトリエの周りも静かな時間が流れていて
ぶんぶん、ぶんぶん、チチチチチ、、、
ハチの飛び交う音や鳥のさえずりが空に響いていました。
みなさま、そちらの冬をいかがお過ごしですか?
今頃はお仕事もひと段落で、
今年を振り返ったり、これからの夢をイメージしてみたりすタイミングでもありますね。
わたしのこととなりますが、2017年は指輪作りでハッピーがあふれた一年で、
たくさんの方々とジュエリーを通して素敵な時間を分かち合うことができました。
その余韻を楽しむように、今日もマリッジリングを作り進めておりました。
pt900 round shape
こちらはメンズのリング。
18k champagne gold
そしてこちらはレディースのリング。
お互い異なる素材ながら、アウトラインを近しく造形するために
二つのリング作りを並行して進めている。
ラウンド具合、側面のシャープなスタイル、ボリューム感、
一つのデザインを二人で分け合うようなイメージです。
荒く削り出した2本のリング。
お二人とギャラリーで初めてお会いしてお話をさせていただいたとき、
指輪の素材やアウトラインが、
まるで最初から約束されていた場所があったみたいに
スムーズに形作られたのがとても印象的で、
プラチナとシャンパンゴールドのリングの造形作業を進めながら
あの日のことを思い出し
そして、ペアの結婚指輪を作るといいうことについて考えていた。
結婚指輪を選ぶとき、
二人の指輪をどうやってお揃い感出せば良いか
おそらくそこが大切にしたいところで
同時に悩むところでもあるのかも。
いつもペアルックの服を着ているわけじゃないし。。。w
でもこればかりは、二人で大切なものをシェアしたい。
そして素敵にカッコよく、指輪をつけていたいけど、
結構二人の好みって似ているようでちょっと違っていたりして。。
でも不思議なんです。
いざサンプルのリングを前にすると、お二人がそれぞれ直感的に手に取るリングがあって、
それが自然とマッチしていて、うまく補い合っている。
あ!これぴったりだ!!
そんな偶然のような必然に、これまでもたくさん出会ってきた。
巡り会うってなんて素敵なことなんだろう。
ただ心の向かう場所に
そこに答えがあるのだということを、いつもみなさまに教えていただいています。
素材もデザインも、
全てお揃いとならなくても大丈夫。
わたしはむしろそれが良いなあと思ったり。
元々は違う二つがジグソーパズルのように寄り添うことで一つになるような感覚ってありまよね。
指輪もそう。
2本の指輪が一緒になった時に一つのデザインが出来上がるような。
そんな指輪が素敵に感じています。
削り出しの終わった指輪を空にかざしてみると
浮き上がった雰囲気が
とても近しく感じました。
ペアのリングを作る際は、二人でたくさんイメージ出し合ったり相談したりできるのも楽しいですね。
お互い嬉しい発見があったりして。。
お二人の指輪はこれからさらにアウトラインを柔らかく磨き上げてゆくところ。
楽しい時間は続いています。