海で出会ったゆらめきと煌めきと。
憧れはいつも自然の中にありました。
この癒しのフィーリングを洗練されたジュエリーとして纏うことができると素敵だな、と思ったのがモノづくりのきっかけだったのをよく覚えています。
その気持ちは今もずっと変わっていなくて、いつも制作の力になってくれているような気がします。
金属の持つ柔らかさと宝飾の洗練と。
そのシーソーのようなバランスになんとも言えない魅力を感じてしまうのは、
もしかするとお二人も一緒なのかなと想像してしまうのです。
叩き模様を施しておおらかな雰囲気を纏ったリングには、その側面と内側に端正な平面と均一な曲面を与えます。
こうするとリングはすっきりとシャープな印象を纏い、つけ心地柔らかく親密になってくれる。
少しずつリングが雅やかになる様子を目の前にできるのは、なんだか育ての親のようで微笑ましくも頼もしくあるものです。
お二人の暮らしに寄り添うリングになると嬉しい。
ピンクゴールド×鎚目模様 とても素敵でした。
おしゃれな雰囲気はもちろんそうなのだけど、
その奥に確かな重みのようなものを感じ取ることができるのは、
お二人が想い描いた彩なのだろうか、あるいはピンクゴールドに与えられた自然の神秘なのだろうか。
思えば春に始まったお二人との結婚指輪作りです。
あれから梅雨を越え、夏をも越えようとしています。
いよいよ作業も終盤へと差し掛かったのだなと、しみじみ。
それでも海の水はまだあたたかい。
これまでお二人とご一緒した指輪作りの色々を思いながら9月の水面を眺めている。
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制作編