いつものビーチの先、防波堤の上から眺める海。水平線まで続くキラキラが眩しい。あたたかな風も心地よい。
なんとなくだけど、新しいジュエリー作りが始まる前に来ることが多い、お気に入りの場所。
波が大きく弧を描くリズムに合わせていたら、優しげなグルーブ感に包まれた。ありがとう。
お二人とお会いしたのも海辺だった。とてもフレンドリーだった結婚指輪の相談会は波の音や潮の香りが演出してくれていたのかも。とても自然にお二人のデザインまでたどり着いたのをよく覚えている。
さて、アトリエです。あれから約3ヶ月、お二人と一緒に作り進めてきたイメージの断片が形になりつつある。
お二人の物語だったり、あの日の海だったり、大切なことがキュッと詰まっている結婚指輪作りだ。
どこかの風景を思い起こされるような絵画的なアプローチなので、油絵の具を少しずつ乗せていくように、じっくりと手を進めていこうと思う。
お二人の結婚指輪はイエローゴールドとプラチナを重ね合わせる。
色鉛筆で描いたデザイン画を立体的なデータにしてから3Dプリンタで原型を作って、鋳造作業、そして次はまた手作業に戻る。伝統と今が出会い、結びつくところがなんとも言えず素敵。
水と海が出会う波打ち際のような。海と空が出会う水平線のような。果てしなく広がるラインが好きだ。まだまだ始まったばかりだけど、目の前にある小さなリングに力強さを感じつつ。いよいよ二つの金属を組み合わせるタッチを進めていこう。
集中を要する大切な作業の時は、リラックスしないとですね。時には窓の向こうを眺めたりして、ゆっくりと参りましょう。
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