アトリエの庭先には山茶花の花びらが散り始めていて、まるでリレーされてきたバトンを受け取るように、ツワブキの花が咲き始めています。
黄色くて、丸くて、ポコポコとしたツワブキの花を眺めるといつも元気になる。
島ではおばあちゃんのお名前だったり、茎も煮て食べる風習があったり、私もジュエリーのモチーフにしているし。
冬の屋久島を彩るこの花が大好きなのです。
そして何よりも、心躍る屋久島の冬に包まれてジュエリーを作る事ができるのが嬉しい。
祝福のような暖かな光に包まれた庭先ではこれから新しく始まる結婚指輪作りの素材を眺めていました。
彼が選んでくれたシャンパンゴールドと彼女のピンクゴールド。
近しいようで違っていて、違っているようで同じにも見える。
そう考え出すと、大地から生まれたゴールドは庭先の植物とも近しいようにも思えてきて不思議です。
あるいはわたしたちだって、この世界の美しさの中の一つなのかもしれないな、と思うとなんだか優しい気持ちに包まれました。
さあ。
庭先で元気をもらって、作業机に向かって、まずは最初の第一歩です。
それにしても今年は本当に暖かくて!ずっと気が付かなかっかけれど、もう年末なのですね。
振り返ってみると、新しい始まりの合図みたいな一年だったように思うけれど、大切な節目のジュエリーづくりをお任せいただけて幸せです。
あと少しとなりましたが、2023年をじっくりと味わいましょう。
喜びを分かち合いましょう。
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