4月1日です。
雨のち晴れの屋久島サウスより、
今月もよろしくお願いします。
今日はアトリエから少し足を伸ばして長い散歩に出かけました。
道ばたでは新しい開花にも出会って、グッと癒された。
なんとなんと、ツユクサも咲いていたのですよ。
「ツツジが咲くともう雨の季節なんだ」
と地元の輝光おじさんに聞いていたけれど、
まさにそう。
島にもいよいよ雨の季節がやってきました。
県道を超えて、さらに20分ほど歩き、
たどり着いたのは地元の公民館であります。
ここの大きなきが好きなのですよね。
大きな木の下から空を見上げて、ゆっくりと深呼吸。
広々とした心持ちに包まれて、アトリエに戻ることに。
さあ、今日のジュエリー作りです。
手のしたのはシャンパンゴールドのリング。
幅3.5mmとしっかりボリュームのスタイルです。
これからこのリングに鉄鋼ヤスリを使って造形を加えることになり、
そのガイドラインとなる線を、リング表面にマジックで描いた。
かなり感覚的なラインではありますが、
彼とわたしの間でここまで数ヶ月かかって作り上げたデザインが頭の中にしっかりとあって、
どちらかというとそのイメージに従って手を動かしていくという印象かも。
最初に彼が送ってきてくれた、希望デザインを集めた画像を見たとき
「幅広ながらも柔らかで優しい雰囲気のデザインですね。」
そう感じて伝えたことをよく覚えてる。
ここからは鉄鋼ヤスリとシャンパンゴールドのリング、そしてわたし。
これ以上ないシンプルな設定で進めてゆく作業なので、
とことん没頭できるのが楽しくて。
造形と、その向こう側にある何かと、向かい合うことができる指輪作りにずっと夢中です。
ここまでは休まない。
一気にきました。
緩やかにカーブしたリングの表面にいくつかの波が打ち寄せるイメージ。
12o番の荒い紙やすりでざっと表面を整えて、アウトラインをチェックしています。
うん。ここからラストスパートだ。
滑らかに整えよう。
柔らかい感じに仕上げよう。
制作編