新しいジュエリー作りが始まった!屋久島サウスのアトリエです。火を当てて熱して、ローラーで伸ばして、叩いて、また熱する。昔ながらのプラチナリング作り。
金槌片手にコンコンコンと手作業を進めていると、このモノづくりは、長い歴史の延長線上にあるものだなと実感することがよくある。道具だったり、設備だったりは新しくなっているけれど、基本的には何百年前と変わらないスタイルが継承されている。
この音や手触り感も。屋久島とはるか遠い昔の何処かとの繋がりを思いながら、今日も作業机に向かっている。
お二人の結婚指輪はプラチナを使って、すっきりとシンプルなデザインで。屋久島の長い友人である彼が指輪作りの声をかけてくれたことには、たくさんの嬉しさがある。
お二人とはお家でサンプルリングを広げたり、ツリーハウスに登ったり、コーヒーを飲んだりしながらデザイン作りを進めてきた。屋久島リズムのあたたかい歓迎にありがとう。
色々あった今年だけれど、幸せがここに溢れていることに感謝しながら。年末に向けての作業をラストスパートしていこう。
山登りをお仕事とする彼とこれからお家での活動も多くなりそうな彼女。お二人それぞれのスタイルに合わせたプラチナの配合を施して。
微妙な素材の配合選びはオーダーメイドの結婚指輪作りならではの特別さだと思う。
作業の合間、海に行く途中で出会った菜の花畑。ああ、もう2020年も終わりなのだなあ。と菜の花に年の瀬を感じる屋久島流。
夕暮れ時、流れる雲のスピードを追いかけている。
工程を経るたびにタッチが多くなっていくので、一つ一つの作業をじっくりと積み重ねていきたい。まずは彼のリングがひと段落だ。もうすでにこの時点で素材の確かさや硬さが際立っている。次は彼女にリングへと、バトンを交換するように造形を進めていこう。
まだまだ楽しい時間は続きます。
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