大好きなツワブキの花。
十二月になった途端、合図があったかのようにあちらこちらに見られるようになって来た。
ツワブキの花は道端や道路沿いなど、身近な場所に咲いているので今日も散歩中についつい立ち止まってカメラを向けてしまい、なかなか前に進めなかった 笑
ツワブキの花はジュエリーのモチーフにもなってるのですよ。
今まで指輪やネックレスを幾度も作り重ねてまいりました。
ちょうど今日から始まった新しい制作がこのツワブキをモチーフとしたリングを含むもので、
このタイミングの良さは屋久島流なのかも。
必然というか、最高のシチュエーションであることに、今日の作業を終えてこのブログを書いている時に気がついた。
指輪作りの打ち合わせが始まった時、実はお二人からこんなメッセージをいただいていたのです。
「ツワブキ指輪のデザインがお気に入りです。これをベースにマリッジリングの方と素材を合わせて重ね付け出来るよう作ってもらう事は出来ますか?」
開花とともに進める結婚指輪作り。
そんな嬉しい作業の始まりでした。
マリッジリングが2本、それに合わせるように作るツワブキの指輪。
合計3本の指輪をこれから作り始めるべく準備をしたゴールドの素材。
お二人に合わせて配合したシャンパンゴールドです。
クローズアップで。
よく見ると、いつものゴールドとは違った表情なのがわかりますか?
なんとなく柔らかいような、優しいような、、、
作業台の明かりに照らして見ると、自然で穏やかな輝きを感じました。
しずくギャラリーでお二人にシャンパンゴールドの素材を見ていただいた時、
「これはまるで樹木のような柔らかい色調ですね。」と会話が盛り上がったのが今でも印象的。
「肌馴染みも良く中性的なイメージなので、これなら二人ともシャンパンゴールドでお揃いにできますね!」
そうなんです、男性の方がゴールドをお選びになることがホント普通になってきているのこの頃でもあります。
素材選びも、デザインのことも、
今日こうして指輪を作り始めるまでにお二人と交わした言葉がたくさんあって、
そこで溢れるほどの物語やイメージが共有されて、何かが生まれてくる。
実は指輪作りは作り始めるまでにそのほとんどが完了しているように思うことがある。不思議なことだけれど。
シャンパンゴールドに火を当てて、曲げて、叩いて、くるりとリングの形に形成して、これからその余った部分を切り落とすところ。
出来上がりをイメージしながらガリガリと糸鋸を動かしていると、
指輪という一つの形を作ることが、お二人と分かち合った印象の断片を紡ぎ合わせる作業のように感じられた。
1日の終わりに出来上がったリングのアウトライン。
スクエアスタイルで、繊細に。
今回はここから幾重にも作業を重ねて、リングに質感を与えてゆきますよ!
手を加えるたびに新しい表情が生まれてきますので、どうぞお楽しみに!!
よろしければまたここで。
今日もありがとうございました。