雨の続く屋久島です。
先日、岩手よりしずくギャラリーまでやって来てくれたお二人に作るマリッジリングの制作が始まりました。
まずはプラチナの細い線を作り出し、ここから指輪の形に整えてゆくところ。
ファーストタッチです。
今回はお二人ともに細身のリングとなるために、細いながらも強度を保てるようなプラチナの配合といたしました。
「こちらは梅雨寒、やっと紫陽花が咲き始め、昨夜は庭をはつほたるが舞ってました。」
つい昨日、頂いたメールにこのようなメッセージを頂いて驚いた。
屋久島と岩手ではこれほどの違いがあるのですね。
アジサイやホタルは僕の大好きなものなので、こうやってまだ残る季節と繋がっていられるのがラッキーに思えました。
お二人は牧畜や農業を壮大な自然の中で営まれているということで、そのメールを送ってくれるのも、車を街まで走らせてくれていることを聞いて大きく感動。
南にある小さな島と北の大地を繋いでマリッジリング作りが始まりました。
屋久島に来てくれたときはこちらが梅雨の始まりだったので、
なんとなく雨の気配漂う制作となっておりますが、
実はお二人の指輪もシズクをモチーフとしたものなのですよ。
いつも自然を感じていられるような、そんなリングを作りたい。