
造形がひと段落した朝、祝福の雨も虹もありがとう。1日の始まりに眺めるお二人のプラチナリング。
この季節の色彩が一番好きかもしれないなあ。屋久島の秋と共に歩んでいるお二人の結婚指輪作りの道のりを、ここで少し振り返りながら。
お二人の結婚指輪にはこれから内側に大切な記念の刻印を打ち込んで、表面仕上げを施していよいよ完成となるのだけれど、雰囲気もグッと深くなって仕上がってくるので、その前だと造形のエッセンスがわかりやすいかと思う。
お二人のお気に入りだったサンプルリングをオリジナルにアレンジして生まれたデザインだ。
面白いは、参考にさせていただいたデザインもまた誰かのリングにインスピレーションを受けて生まれたものだったりすること。そう考えてゆくと、もう10年以上もわたしたちのイメージは繋がりバトンを渡し続けていることになるのか。
ほんと、若葉に宿る雫のような奇跡かもしれない。今ここに生まれたお二人のリングをしっかりと眺めていきたいと思う。

似ている2本のプラチナリンングが寄り添っている。波のリズムのようでもあるし、水の流れなのかもしれない。

庭先や散歩道でもそう。似ている仲間たちはいつも寄り添い合っていて楽しい。

雫の佇まいが好きだ。
小さくて限りない、始まりの予感、希望に満ちていた朝。

重ね合わせてみたら、ぴたり。

お二人とは海を超えて、ずっとメールでお話をしてきたけれど、いつの日かお会いできるだろうか。そんな未来を思うのも胸が躍る。

見上げると日は山極を超えていて、ミストの合間から太陽の光が差し込み始めてきた。朝のシャワーみたいで気持ちよかった。
こんな時は決まって虹も現れるのでは、と思いぐるりと空を見渡してみる。

10月の虹。お二人にもお届けしたい虹。
リングが出来上がるまではあと少しのお楽しみに。
空気が澄んでいて、空を見上げたくなるこの頃ですね。どうぞ素敵な秋の日々を。
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