雨上がり、澄み渡る空。朝の雫が庭先に散りばめられた宝石のように輝いていた。
眩い煌めきの中でシャンパンゴールドのリングを眺めて。
お二人の結婚指輪はその造形作業がひと段落をいたしました。
こうして緑の中で眺めていると、金属もまた、この大地から生まれたものということが、改めて腑に落ちます。
丸く柔らかなアウトラインが、まるで空気の中に溶け込んでいるかのように感じられます。
このリングが最初からここにあって、今をずっと待っていたようにも見えました。
メンテナンスをしながら、長くお使いいただくうちに、味わい深くなる。
私たちよりもずっと長くあり続ける金属の時間は、宇宙のそれに近しいようにも思うのです。
その永遠を考えると、今、この瞬間が一層愛おしく、大切なもののように感じられました。
出会うことって、本当に素晴らしいです。
さて、
お二人の結婚指輪は、これからさらに彫刻模様の装飾を施し、完成となる予定ですが、それはまた別のお話で。
二つで一つになるような、素敵なリングをご覧いただくのは、もう少し先のお楽しみに。
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