今、香港からしずくギャラリーに来てくれたお二人に結婚指輪をお作りしています。
実は、わたくし、
香港には数回訪れたことがるのです。
それは石を巡る旅で、
もう20年ほど前になるだろうか、
天然石と麻ひもでシンプルなアクセサリーを作って、大阪心斎橋のストリートで並べていた頃だった。
思えば、20年前の香港はその頃のわたしにとってかなり刺激的な街だった。
人も食べ物も、昼も夜も、まさに眠らない街で、全てがエネルギーに満ちていた。
特に印象的だったのは、そこには二つの趣が異なるエリアが存在していたこと。
カオス的な九龍エリアと洗練の街香港エリアがあって、
わたしは九龍エリアの尖沙咀あたりを好んでアジトとしていた。
そして、今、香港を見るのはyoutubeでお気に入りのカメラ番組の中で、
先進的な今の香港の街並みの中に古き良きものを見つけては、いつも嬉しくなってます。
香港って、今どんな感じかなあ。
お二人は香港でどんな時間過ごしてるのかなあ。。
そんなことを思い廻らせながら、
アトリエの作業机に向かって、今日もお二人の指輪を作ってます。
こちらは彼のために用意した素材。
プラチナ900
彼のために幅広でしっかりと重みのあるボリュームを選びました。
彼はとても背の高く大柄な人なのです。
そして、メールで話していてわかるのは、かなりの働き者だということ。
なので、彼にはしっかりと強く、確かな指輪を作ろうと思っています。
彼らの暮らしに寄り添うような、
そんな指輪を作りたい。
丸くなったリングのアウトラインを太陽の光に当ててチェックしています。
うん、きっと良くなる。
作業を終えて、窓の向こうを見ると、ほぼ完全な丸に近い月を見つけました。
多分、満月は明日か明後日でしょうか。。
満月の頃にはお二人の指輪も出来上がることだろう。
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