いよいよ14日から始まる裕子さん個展。
その搬入作業のため、東京は南青山・新生堂さんにやってきた。
屋久島から東京まで約10000キロメートル。
そして、この日のまだ夜明け前に時間を巻き戻すと、
まだ暗い時間に屋久島サウスのアトリエでは、プラチナリング を作ってた。
8月。ハイビスカス咲く屋久島を訪ねてくれたお二人。
3人でイメージを温めながら、季節を超えて作り進めてきたオリジナルの結婚指輪です。
こちらは彼女のリング。
鉄鋼ヤスリで大方のカタチをとったリングに紙やすりを120番、240番、400番、そして600番と少しずつ細かく磨きをかけていくと、
アウトラインにくっきりとした切り込み模様が現れた、
これは今までになかった新しいアウトライン!
wave ring の表面に切り込み模様を入れたデザインは今までも作ってきたのですが、
これまでの指輪作りにインスピレーションを受けながら、
お二人の好きをデザインに響かせていくと、
そこにオリジナルが生まれた瞬間。
指輪作りで生まれたインスピレーションを次の指輪作りに、バトンをタッチするように繋がっていく。
そんな指輪作りです。
そしてここで夜が明がやってきた。
明るくなり始めた山際に彼女のプラチナリング をかざして、
アウトラインをチェックしてからの、空港へ。
晴天の屋久島を出発して
鹿児島ではいつもの場所へ。
これから少しの間、東京編です!
時々ジュエリーのことも綴ってまいりますので、こちらもよろしくお願いいたします。