あと4日となった2020年を、今年は屋久島でゆっくりと過ごしながら、しずくの指輪を作っている。今日はその後半。
寒さがが緩んでやけにあたたかなこの頃。アトリエでは窓を開け放ってのジュエリー作りの日々。
そして3,4日ほどグッと寒くなって、また緩む、暖かくなると雨が降る。冬がリズムを繰り返している。季節の中で暮らしながら、島の周期とともにある自分自身を眺めている。
星や海、雨に魅せられるのは、そこに自然が作り出すリズムがあるからだと思う。
ポツリポツリ、今日は優しいタッチの作業で。
ゴールドの細いリングにプラチナの粒々とダイヤモンドを組み合わせて作る、大好きなシンプルスタイル、しずくの指輪。粒々はその日の気分で大きさやレイアウトを変えて自由に作りたくなる。もしかすると、屋久島に暮らしてから一番長く作り続けているデザインかもしれない。
素材がダイヤモンドや金属になったって、子供の頃から工作に夢中だったのと気持ちは変わらない。プラチナは酸素トーチで高温に熱して、最初に大小の粒をバラバラに作っておいてからレイアウトを楽しむのが秘訣。
降り始めた雨の優しさや
窓の向こう側にときおり激しい音を感じながら、最後の作業を進めることにしよう。
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