県道沿いに広がるコスモス畑。
ピンクにマゼンタ、今年は赤系が少し多めである。
コスモス畑のからは南側に海が広がり、北側には山々が見える。
爽やかな秋晴れの朝だ、今日も屋久島にありがとう。
お二人とは百合の花咲く頃、3か月前の屋久島でお会いした。
それから結婚指輪作りが始まるまでにハイビスカスが満開になり、プルメリアも咲いた。
他のどれとも違っていて、奇跡のように美しく感じられて、
ジュエリーもまた花のようだなと思う。
ちょうど今はアトリエの庭先で山茶花の蕾が大きくなってきているのだけれど、
作業が始まる前にk20イエローゴールドのリングを緑の中で眺めていた。
造形作業もいよいよ後半に差し掛かったのリングも開花を控える蕾ようでもある。
島のリズムと共に、今日も少しずつ歩んでいる。
お二人のリングはぴたりと同じデザインでお作りすることになっているので、
始まりからずっと同じ工程を辿ってきた。
鉄鋼ヤスリで思いきよく表面を削り落としてからは、表面のざわつきを洗い流すように荒いサンドペーパーで表面をざっと磨いた。
うん、なかなか良い感じだ。
思い切りも良いし、行き過ぎてもいない。
一度進むと戻ることのできない金属での造形作業だ。
ここからは慎重に細部にタッチを積み重ねていかなくてはならない。
見た目にはいつもと変わらないように気をつけているけれど、
k20ゴールドを強く安心してお使いいただけるように、
ほんの少しだけ全体にボリュームを持たせつつ、
金属に圧をかけて、最後には温度の調整も加えて“焼き”を入れて、
硬く強く仕上げていく。
というイメージです。
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