これからいよいよ海を渡る結婚指輪。
夏真っ盛りの頃にここ屋久島に来てくれたお二人と一緒に進めて来た指輪作りがこれでひと段落するのだと思うと、とても感慨深く、
秋のせいなのか、それと同時にちょっと名残惜しくも感じていた。
コスモスやうろこ雲の屋久島も素敵なので、また今度は秋にでも島に遊びに来て下さいね!
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昨日から北西の風が強く島に吹き付けていて、いつものビーチでは波が大きくなるだろう。
そんな話題が仲間内で取り交わされていて、今朝は久しぶりに何人かの友人が一人二人と海に集まって来た。
ここのビーチに足繁く通うことになると、いよいよ冬の訪れを感じる。
今日の思い出。
夢中になって、たくさん波に乗りました。
話は飛びますが、
「圭さん、一番好きなことって、やっぱり海ですか?」
先日、髪の毛をカットしてもらっている時に聞かれ、即座に答えたことをなぜか海で思い出した。
「海とジュエリーはセットで、海に入ってからジュエリーを作るのが一番好きなんです。」
今日もジュエリー作ってますよ!
リング状となったプラチナの指輪を鉄鋼ヤスリで削り出してゆくところ。
今回は彼がゴールドで、こちらのプラチナリングは彼女がつけることとなり、
女性の魅力を高めるように、流線型のラインを意識して造形を進めております。
屋久島が大好きな彼女はもう10年来の屋久島フリークで、この指輪も森に馴染むような指輪にしたかったという。
ライフワークの農作業を通じて出会われたお二人は、
シンプルで有機的な、そしてその中にしっかりとした個性を感じるような指輪が良いです!打ち合わせを始めた時にそう伝えてくれた。
ゴールドとプラチナ。自然と仲良くなる指輪。
お二人の言葉を感じながら、作業の手を進めていると、
なんだか素敵な響きを見つけました。
夕暮れ時に、空に指輪をかざして、アウトラインの確認です。
さあ、いよいよ完成が近づいて来た!
明日もまた、ジュエリーです。