今朝はしずくギャラリーから始まりました。
窓際ディスプレイは指輪メインのセッティング。
「屋久島旅でぜひ実際に指輪を見てみたいのです!」
FBでメッセージをいただいたのは1ヶ月ほど前。
時間を合わせて、今日ここでお会いすることになったのです。ドキドキ。
今日のインスピレーション。
ツワブキのお花をメインとして、もう少しリングをしっかりとできますか?
では、リングは思い切ってシルバーにするのはどうでしょう? タフにお使いいただけます。
お花は?ゴールドで。
合わせる石は?ダイヤモンドで。
一緒に指輪を挟んでお話しするうちに、
彼女のオリジナルがするりと決まってゆく時間。
それはまるでずっと前から決まっていたような、
偶然のような、必然のような。
そしてあとはサイズ。
指輪はサイズをピタリと合わせてお使いいただきたいので、
しっかりとサイズを測って、いよいよデザインが出来上がった。
*
ちょうどこのブログを書いているときに、
FBにメッセージが入った。
「今、名古屋に帰りました!」と彼女から。
おお!さっきまで一緒にいたと思ったら!
屋久島が恋しくなる頃に、指輪をお届けいたしますね。
僕も今からとても楽しみです。
そしてそして、
楽しかったギャラリーを後にして、
からの、今日のアトリエです。
お二人の暮らす岩手と、ここ屋久島。
海を越え、遠い場所で出会う結婚指輪作り。
今日からメンズのリングを作り始めました。
お二人には指輪の中に、岩手の自然を写し込むようなイメージがあって、
彼女のリングは雪で、
彼のリングは木のイメージでした。
屋久島も圧倒的に自然優位な場所なので、
全てのことが自然から始まるのは、
きっと多分、同じようなフィーリングに違いない。
お二人がいつも見てる景色がここにあるんだろうなあ。
伝えてくれたモチーフを思いながら、
そんなことを考えていた。
メンズのリングはこのようにカーブをつけました。
木のうねり。
それを現そうとすると、
緩やかなカーブや流れるライン、
それが水のイメージと重なることに気がついた。
指輪の表面に“うねり”を施す作業を前に、
今日はここまで。
外からは波の音が聞こえるので、
明日の朝は海に行ってみようかと思ってます。
あと少しで週末がやってくる!
みなさま素敵な一日を。
レディースリング制作編