朝まだ暗いうちから始まった今日の指輪作り。
プラチナのリングのアウトラインを鉄鋼ヤスリで削り出してゆき、
そして紙やすりに持ち替えて、丸くて柔らかなアウトラインを造形する。
外では激しく雨が降り続いていました。
彼女のリングはいつもよりも少しだけ丸みを多くつけて。
細身ながらにしっかりとボリュームを保ちつつ。
海を越えてお二人と作ってきたデザインのイメージを地図のように大切に抱きながら作業は進み、
造形がひと段落する頃にはすっかりと明るくなっていた。
朝のキラキラ。
「自然の中にコロンと見つけたような結婚指輪をイメージしています。」
ちょうどデザイン作りを始めた頃、彼女からいただいたメールの中にあった一言がずっと心の中で響いてて。
今朝もぼんやりと、お二人の暮らす岩手の大地のことを思い巡らせていた。
お二人の好きな自然。
遠く離れた屋久島もそことつながっているだろうか。
雨上がり。しずくのキラキラ。
いま、ここでお二人の指輪を作ってます。
丸くて柔らかなプラチナリング のライン。
お気に入りです。
レディースのリングはここからさらに作業あるのですが、
ひとまずここまでにしよう。
(これはとっても楽しみな作業なんです!)
そしてそして、
次なる作業の準備に取り掛かろうとして空を見上げると、
すっかりと晴れました屋久島サウス!
ザッと降ったと思ったら、ピタリと止んで、太陽が眩しいいほどで、思わず目を細めてしまう。
屋久島が屋久島らしい季節になってきた。
さて、メンズの材料を用意して、
楽しみはまだまだ続きます!
始まり編