小さな森の中に佇むプラチナリング。
屋久島の緑を映して、まるで鏡のようでした。
スコールが降って、虹も出た。ハイビスカスもヒマワリも。
お二人の結婚指輪作りは、屋久島に訪れた熱帯の日々とともに。
小さな島でのジュエリー作りではありますが、ここに暮らすようになってから、思いがけずたくさんの人たちに出会えるようになった気がします。
屋久島からさらに南へ300キロほど。徳之島にお届けした結婚指輪です。
同じ鹿児島といえど、徳之島までは飛行機を乗り継いで行かなくてはならないので、なかなかに遠い場所なのです。
もしかすると、結婚指輪を作っていなかったら、繋がることがなかったのかもしれません。
そう思うと、お二人との素敵なご縁に、感謝の気持ちが溢れてきました。
アトリエの近くにある小さな森には沢水が勢いよく流れ、爽やかな夏の香りが漂っていました。
緑の隙間を抜けて夏の光が優しく降り注いでいます。
それを受けて小さな煌めきを放つプラチナリングは、まるで森の祝福に包まれているように見えました。
表面の光沢仕上げと、一粒ずつお揃いでセットしたダイヤモンドは、光そのものを纏うフィーリングなのかもしれません。
リング幅は1.8mmと、すっきり細みのスタイルで仕上げました。
表面は丸くて柔らかく。
そして、側面にしっかりと平面を残して仕上げてありますので、シャープでスタイリッシュな印象も感じていただけるかと思います。
リングの内側には記念日を。そしてお二人がそれぞれに贈る大切な言葉を彫刻いたしました。
心に響くメッセージでした。
思えば、お二人の想いの強さのようなものに突き動かされ、作業机に向かう日々だったように思います。
おめでとうございます。
これから紡がれてゆくお二人の時間に、この小さなリングが寄り添ってくれますように。
いつの日か、屋久島にもいらしてくださいね!
楽しいジュエリー作りをありがとうございました!
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