夕暮れ時、出来上がった指輪を持って、いつものビーチにでかけた。
水面に反射するキラキラが綺麗だったので
2本のリングを海に向かってかざしてみると、
光の粒がリングの周りを弾ける泡のように見えた。
まるで、シャンパンを開けた瞬間のようだった。
この指輪を作っている間はホント暑い日が続いて、
制作のテーマが水平線をイメージしたものだったのもちょうどよく、
毎日、夕方になると海に出かけておりました。
時には海に入りながら、
時には遠くから、
こうして水平線を眺めていると、果てしない気持ちに包まれる。
すーっと伸びた海と空の境界線に、
どこまでも、いつまでも続く広がりを感じるのです。
水平線の指輪 pt900, 18k yellow gold
プラチナとイエローゴールドを組み合わせて作った結婚指輪が出来上がりました。
これまでにも何度か制作していたコンビネーションのリングを気に入っていただいて、
素材のお好みや、ライフスタイルに寄り添うデザインを
お二人にアレンジしてゆく過程がとても楽しかった!
結婚指輪は毎日ずっとつけているものなので、
ピタリと合うと気持ちが良いものです。
指輪作りで大切にしたのは自然のリズム。
ゴールドとプラチナの境界線。
ちょっとここには工夫が秘められていて、
角度によって様々な表情を現せてくれる。
その変化を見ていただきたく、
短く動画にまとめてみました。
水平線の指輪 from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.
手に取ってみると金属同士が共鳴し合うので、
二つの金属が溶け合っているような印象。
レディースがシンプルなラウンドシェイプ、
メンズが切り返しをつけた、オリジナルのスタイルです。
シンプルな中に、しっかりとした個性というか芯を感じる指輪にしよう!
これはお二人とギャラリーでお会いした時に決めたことでした。
二つの素材が重なり合って、
そして重なり合う2本の指輪。
出会うってすごく力強い。
お二人のこれからを思うと、心が躍動します。
指輪作りを介して長くお付き合い頂きましてありがとうございました!
素敵な時間をありがとう。
海からの帰り道に出会ったハイビスカスをお二人に。
ご結婚おめでとうございます!
チョウチョも飛んできた!!
*
指輪にカメラを向けていると
どんどん日が傾いてきて、
ビーチがブルーと黄金色に染まりました。
お二人の指輪も夕暮れ時に溶け込んでいるようで
しばらくうっとり。
サンセットタイムの一場面。