屋久島にやってくるまでは
百合の花はデパートで見るものだとずっと思っていました。
冷蔵庫的なところに入ってて、
これを2本ください!的なスタイルで
プレゼントするために買い求めてみたり。
それが屋久島に暮らすようになると、
まずは五月に、そして夏に、
立派な白百合が、
普通に道端に咲くことを知った。
その野生っぷりに夢中になり
本格的にお花大好きになりました。
今年は夏の百合がいい。
どこを歩いていても、背丈の高く、
それは大きな百合に出会うのです。
今日は新しく指輪が出来上がる予定だったので
朝の百合が祝福を伝えてくれているように感じました。
horizon ring 18k yellow gold, pt900
プラチナとイエローゴールドを組み合わせて作ったマリッジリングです。
側面から内側にかけて、ゴールドがぐるり。
側面から表側には、プラチナがぐるり。
その境界線がリングの表面にスーッと伸びているので、
“水平線の指輪”と名前をつけました。
ゴールドとプラチナ、切り返しの位置に一工夫あって、
眺める角度によって実に様々な表情を見せてくれるのです。
お二人が選んだアウトラインは
優しく指を包んでくれる、ラウンドシェイプのスタイル。
指輪の柔らかなラインがあって、
水平線のすっきりとしたラインがあって、
しずくギャラリーでお会いした時、
お二人が自然のリズムを大切にされているのが
とても印象的でした。
水平線の指輪 from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.
こちらの動画でそのコンビネーションを見ていただけます。
一つの指輪にいくつもの表情があって、楽しい!
二つの金属だけれど、一つの指輪。
組み合わさるラインも含めて、
それが一つの情景と感じました。
まるで海のワンシーンのようなのです。
海と陸の境界線。
今日の海はイエローゴールドとプラチナみたいな色だった。
海と空の境界線。
好きな場所があって、好きな時間があります。
feel the vibes!
皆様の明日が素敵な夏に包まれますように。
明日もまた、ジュエリーです!
昨日の制作記