屋久島の夏に降り続いた雨とともに作り進めてきた、しずくのネックレス。
シャンパンゴールドのしずくにイエローサファイアをセットして、いよいよ完成となった日。長く続いた雨がぴたりと止みました。夏のしずく。
島のジュエリー作りでは、できるだけモチーフに近しくありながら作業を進めようと思っている。しずくのネックレスにはやっぱり雨の日がよく似合う。
雨が降ると作業机に向かって、雨の止み間に海に出かける日々だったなあ。
オーダーメイドのジュエリー作りでは、もちろんカタチを生み出す作業ではあるけれど、その向こう側にタッチできることが面白い。大切な思いや屋久島の季節が重なり合って、そこからまた新しいデザインが生まれる。
彼女の誕生石を選んで、お気に入りのシャンパンゴールドに組み合わせて、そして、お嬢様のお名前にちなんで。素敵な物語から生まれたジュエリーを、島の情景とともに眺めてゆこう。
ポツリ降り続く雨粒も好きだし、プルプルと草花に宿るしずくも大好き。
水がかたちを留める瞬間に力を感じ、勇気付けられながら。
大きさは約8mmほど。ずっとつけていたくなる小さなネックレス。
雨上がり、庭に咲くプルメリアにそっと乗せてみる。
細いゴールドのチェーンが光を浴びて強く輝いている。
透明感が奥深く、光を放ちながらも吸い込まれるようでもあるのはイエローサファイアの素敵なところだろう。
シャンパンゴールドとイエローサファイアと、プルメリアと、自然のグラデーションが生まれていて綺麗だった。
ケースに入れて、いよいよ海を渡る時がやってくる。
このネックレスがいつかお嬢様の手に渡る日が来るのだと考えると、繰り返される季節や刻まれる時間がとても愛おしく思えた昼下がり。
繋がりがあって、生まれるものを大切にしよう。
物語を紡ぐようにジュエリーを作ってゆこう。
屋久島から青森へ。
素敵なジュエリー作りをありがとうございました!
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